変わりたいという心のサイン

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

ご相談ありがとうございます。
Yさんの学校の悩みについては、一足違いで満足のいく回答を得られたようですので、参考になるかどうか分かりませんが、個人的な事を書かせてもらいますね。
実は私の娘もいじめから不登校になりました。
嫌がるので具体的にはお伝え出来ませんが、その時期、娘はもちろん、母である私も辛い思いをしました。 狭い家の中に1日中気を遣いあう2人がいる。
娘は学校は行かなければいけない所だと承知しつつ、どうしても行けない。 そんな自分を歯がゆく感じ、親に対して申し訳ないと思っている。
母である私は、親なのに救ってやれない無力感を味わいつつ、娘にどう接してよいかが分かりませんでした。傷ついた彼女を思い切り甘やかしてやりたい半面、家を居心地よく感じるとますます学校へ行けなくなるのでは、と思ってみたり。 （その頃の私は、やはり学校へは行くのが当たり前だし、世間体も考えていたんですね。）
Yさんは「何も買ってくれない」と書いておられますが、もしかすると私と同じ思いからの事なのかもしれません。
その後、娘は自分で道を選び、志望校へ進学しました。 今はお友達も出来て楽しく通学しています。
Yさんはいま「勉強も遊びもしたい」と感じておられるのですよね。 そして「信じられる人が居ない事がこんなに悲しい」と思われている。
これは傷が少しずつ癒えてきたという事だと思います。
変わりたいという心のサインではないでしょうか？
気持ちの良い季節ですし、少しだけ行動を起こしてみるのもよいのではないでしょうか？
誰も相談にのってくれない、と諦めず、まずはお母さんに自分の思いを聞いてもらってはどうでしょう？この相談メールを見せるのもよいかもしれません。
そして、Yさんが気持ちよく勉強する為にはどうすればよいのかを、担任の先生や学校関係者も交えて話し合うのも一方法です。
以前は「いじめなんて考えすぎです。とにかく学校に来させてください。」といわれましたが、今は子どもの気持ちを尊重して対処してくれる様です。

どうか一人で悩まず大人の知恵を借りてみてくださいね。
早く楽になられるといいですね。

回答日時：2009年11月 1日(日) 14:26 JSTお礼のコメントを書く

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