今はうつ病の治療に専念してください。

心理カウンセラー 大塚　悦子

抑うつ神経症（うつ病）と診断され、休職されているとのこと。
『会社を続ける』か『辞めるか』の決断が出来ず、
悩んでいらっしゃるとのご相談でした。
抑うつ気分が続く今の状態はとても苦しく、辛い状態だとお察しします。
そんな重要な決断を、今の状態で出来ないのは当然です。

その後、会社からのお電話には応対されましたか？
ご相談メールから、会社側に直接決断を迫られたのではなく、
あなたが「決断しなければならない」と思い込んでいるように感じたのですが、
そこのところの事実はどうなのでしょうか。
厚生労働省より出されている「職業復帰支援の手引き」というものがあります。
事業者は、心の健康問題により休業した労働者に対して、これを参考にしながら
職業復帰支援をしていくよう求められています。
第一ステップにあたる病気休業開始および休業中のケアとして、
職業状況や職業復帰支援に関する仕組み等について必要な情報を知らせながら
安心して療養に専念するよう働きかけることが必要とあります。
会社側からのお電話はそういった内容なのではないでしょうか。
会社からの働きかけに対して、あなたが休職中の身でありながらご自宅にいらっしゃらなかったり、電話に応じないという事態は、会社の対応も改めざるをえなくなってくる可能性があります。
電話をしたくないとのことですが、かかってくる電話には出た上で、会社側の意向を聞いてみてください。『会社を続けるか』『辞めるか』の決断は、今は出来ない旨を伝え、うつ病治療に専念してほしいと思います。

回答日時：2010年2月28日(日) 15:56 JSTお礼のコメントを書く

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