相談&回答 |
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回答プロ: 野崎 るみ花
ご相談者:10代/女性
わたしは、中学三年生で、ちゃんと学校に通っています。
しかし、入学してからずっと学校へ行きたくありません。
小学校のころは、学校や友達が好きで、勉強も部活もちゃんとやれていたように思います。
そこで今までの自分を振り返って、いっぱい考えて考えて、なんとか、学校が嫌じゃなくなりました。
自分でも、わかってるんです。友達がいや、とか、学校が嫌い、じゃなくて、
もっと、自分の中にある感情が、今の自分を苦しめているんだって。
でも、私の心は、どうしても心の鎧を脱げないんです。
毎日毎日、頑張って、考えているんですけど、どうやっても脱ぐことができない。
その鎧を着ていると、感情があまり感じられないんです。
うれしい、たのしい、かなしい、つらい、傷ついた…など、私の中の、感情全て。
一見いいように見えますが、これはとても苦しいことなんです。
正直言って、つらい・・・ この感情も、心から、ではないんです。
最近私は、この鎧がチャレンジするということも妨げているんだな・・・・と考えました。
私は入学以来友達が、複雑に見えてしまって、新しい友達を作っていませんでした。
表面上の関係ならできます。でも、それって友達とは言えないでしょう?
でも、いざ作ろうとすると、できない。
感情を自分で塞いでいるから、自分の気持ちを相手に伝えることができないんです。
そんなんじゃ、できないに決まっています。
そこまで分かっているのに、どうしても脱ぐことができないんです。
このままで、高校に上がってしまったら、また苦しい日々の繰り返しです。
私もいい加減青春らしい青春を送りたいのです。
親友がいて、笑えて、いい思い出が作れったって言う感じの。
私の三年間は、ほんとにひどいものだったと思います。
友達もいない、家族にも頼れない、勉強も、部活も、今一つ本気になれなくて、
この前行った修学旅行も、まったくもって楽しめなかった。・・韓国へいったのに・・・
この三年で楽しかった思い出など、数えるほどしかない・・・・
そんな日々ほもう終わりにしたいんです。先生、どうか私を助けてください。
10代/女性 | 日付:2010年9月20日(月) 11:24 JST | 閲覧件数: 1,476
はじめまして、カウンセラーの野崎るみ花です。
ご相談下さり、ありがとうございます。
これまでの中学3年間、ちゃんと学校には通ってきたけれども「心の鎧」を脱げずに、こころからの友達や楽しい思い出を作ることがほとんどできなかったのですね。このままでは高校生活がまた苦しい日々の繰り返しになってしまうのではないか、と思うととても不安ですし、なんとかして鎧を脱いで青春らしい青春を送りたい、この苦痛に満ちた生活を終わりにしたいと思ってらっしゃるのですね。
かざかみさんが「心の鎧」を脱げないのはどうしてでしょうか。感情を塞ぎ、心を開けないのは何かから自分を必死に守ろうとしているのか、それとも傷つくことを恐れているからでしょうか。
もし嫌われるのが怖い、人は常に好かれなくてはならない、などと考えておられるのなら、人に好かれるにこしたことはないけれど、全ての人に好かれる必要はありませんし、とりあえず自分の好きな人や半分くらいの人に好きになってもらうことを目指せばよいのです。
また傷つくのが怖い、あるいは傷つけるのが怖いとお考えならば、人が交流する中では傷ついたり傷つけあうのは自然に起こりますし、なるべく傷つけないにこしたことはないけれども、当然起こりうることとして覚悟しましょう。
本当の友達というのは自分の弱さやだめな所をさらけ出しても、そっと受け止めてくれます。自分が傷ついたら、話を聴いてくれると思いますし、喜びも一緒に分かち合ってくれます。
かざかみさんはもしかしたら、これまでの人生の中で、ありのままの自分や感情を出してみたものの、それを否定されたり、家族の方にも受け入れてもらえなかったことがあったのではないでしょうか。メールでは私の勝手な推測ばかりになってしまいますが、そのような経験があると素直に感情を伝えるのが怖くなってしまいますし、正直な自分の感情に蓋をして、いつもよい子でいようとしたり、周りの期待や空気に合わせすぎてしまったりするのではないでしょうか。
かざかみさんは”ありのままの”かざかみさんでよいのです。泣いたり怒ったり、怖がってもよいのです。嫌なことやこうしてほしいと、はっきり言ってよいのです。思いっきり喜んだり、嬉しさをかみしめてみませんか。
たとえ家族の方に受け入れられなくても、お友達には受け入れてくれる人が必ずいると思いますし、これからの人生でありのままのかざかみさんを受け止めてくれる人とはきっと出会えますから、少しづつ勇気を出して“本当のかざかみさん”を取り戻していって下さい。
ありのままのかざかみさんを受け入れてもらえなかった時の辛い記憶や苦しみは、できるだけ受け止めさせていただきますので、またいつでもご相談ください。
大丈夫。かざかみさんならきっと変わっていけます。
回答日時:2010年9月22日(水) 15:50 JSTお礼のコメントを書く
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