[悩み辞典：回答＆相談]もうあまりメイクと顔という項目に悩みたくない

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2024年10月19日（土）

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回答プロ：心理カウンセラー（うつ・人間関係・労働・教育）渡辺裕子

もうあまりメイクと顔という項目に悩みたくない

ご相談者：20代/女性

渡辺先生，いつもお世話になります。
私は昔から顔のことで悩んでます。今まで悩んでもなんらかの方法で解決してきましたし、辛い経験を自分で耐え抜いて頑張ってきたこともありました。ただ、メイクと顔の悩みだけ解決できないのです。こんなのくだらないし、人間、清い心が肝要というのは十分承知してますが、第一印象で真面目で親切でみんなに感謝して生きている人であるという長所なんかわからず、それは第二印象になってしまい、第一印象はやっぱ顔です。私は、小・中・高と「ブス田キモ子」と言われひどいいじめに逢ってきました。きちんとしてたってピアノがうまくたって認めてもらえないし、何もさせてもらえませんでした。大学では友達に恵まれ、みんなから尊敬され幸せな4年間を過ごしましたが、1つひっかかるのが、化粧の上手い友人に聞くと必ず「もこはかわいいし目大きいから十分」と言われ、誰もメイクのコツを教えてくれませんでした。しょうがないから雑誌の真似をして「アイライン囲み2倍目」を試して、大学へ行ったことがありました。すると、男子の友達が駆け寄ってきて、おまけに親しい先生まで来て、「おまえ、泣いた!?殴られた？」と言い、カウンセラー室へ連れて行かれた事がありました。30分かかってメイクだと信じてもらえたものの、そのメイクは私らしくなく男子からみると変だったそうです。ギャルにだけ誉められました。それ以来、ナチュラルメイク(というよりは世間体を気にし、とりあえずメイク）にとどまった儘。しかし、今年4月に勤めた時、同期がメイクばっちりでした。彼女はエクセル操作さえ危なっかしいし、男性社員には媚びるし、仕事中に男性社員たちにボディータッチをしながら無駄話に花を咲かせている。敬語もおかしく、正直、良い子とは言えないタイプなのにもかかわらず、みんなから可愛がられ、一方、真面目・地味だけど外国人のお客さんを前にしたらプロの私はゴミのように扱われていました。大げさに言ってるわけではなく、事実なのです。その、ゴミのような扱いがあまりにも酷く神経を壊しそうになっていたので、うつになる前に退職しました。それで大学院の受験勉強の時間が増えたので良かったのですが。結局、嫌われていた理由は、器量悪いし媚びたりできないから。だったそうです。そんなくだらない理由でゴミのように扱うような会社なんか辞めて良かったと思いましたが、悔しいです。やっぱもうちょっと綺麗なら・・といつも思います。友人たちは仲良くしてくれるし、師匠はすごく可愛がってくれるけど、内心、この子ブサイクだななんて思ってないかな?なんて不安に思うことさえあります。私は顔でちょっと損してると思ってしまう日さえあります。母はもちろん、「くだらない」と言って相談にはのってくれません。「アンタ普通だし、目も大きいし口もでかいし良いんじゃない?」で終わりです。私がもっとステキになれるアドバイスをください。まず輪郭は丸く、人一倍顔がでかいです。顔が濃く、アイライン囲みなんかしちゃうと即ケバくなりますが流行りのメイクがしたいです。目は大きい方ですが、右目の二重のラインが薄く、左右がびっこです。だからといって、右目にラインを濃く引くと即、きつい顔に見えてしまうので結局細くラインを引いてます。顔が濃いので、グリーン系またはブルー系のシャドーを入れていますが、ちょっと濃くしただけで母に「バーの女みたい」と言われるのでごく少量つけるようにしています。薄すぎ化粧なので世の女子から遅れをとってないか気になります。先日、母に「老け顔」と言われました。それって化粧がオバンだからだ…

20代/女性 | 日付：2010年10月25日(月) 00:57 JST | 閲覧件数: 2,120

あなたの真の美しさを表現してみませんか。

心理カウンセラー（うつ・人間関係・労働・教育）渡辺裕子

keitaiMOKOさん、こんにちは。

いつもご投稿いただきありがとうございます。

今までのお悩みを解決し、前向きに進んでいるMOKOさんの様子を感じ、とてもうれしく思います。

今回のお悩みは容姿のことと、メイクのことですね。
昔から容姿のことで嫌な思いをいっぱいしてきたのですね。
そのため、今でも容姿のことがコンプレックスなのですね。

やはり、この相談は、実際にお会いして、メイクのレクチャーをしていくのが、一番手っ取り早い方法です。

書き言葉では、MOKOさんの満足のいく回答ができないかと思いますが、ご了承ください。

まず、MOKOさんのお悩みを読んで思ったことは、以前の投稿では、「今の若い人はわからない」と嘆いていたのに、メイクは今の若い人がするような流行のメイクをしたいと思っている・・・きっと、相反する感情の中で、揺れ動いているのですね。
みんなと同じは嫌だけど、みんなと同じじゃないと不安という気持ちです。
それが心の葛藤となり、お悩みの原因になっているのかな。と思いました。

誤解しないでほしいのは、それがいけないということではなく、あなたの年代の女性の多くの人が同じ悩みを抱えていて、揺れる乙女心なのです。
そんなMOKOさんは、見た目は地味でまじめと言っているけれども、ほんとはきっと可愛い女性なのだろうなと感じました。

また、男性が、女性の容姿を重要視する、ということもある意味事実だと思います。
ただ、付け加えれば、日本の男性は特に、自分が優位に立てる女性の方が好きな人が多いということも知っておいてください。
もちろんそんな男性ばかりではありませんが。
すなわち、あなたのようなしっかり者より、少しくらい一般常識がないくらい危なっかしくて、弱くて、かわいくて、守ってあげたいタイプのほうが男性受けは良いです。

もう一つ知っておいてほしいのは、男性受けのするメイクと、今流行のメイクは違う場合がある。ということです。
ここ１０年くらいのメイクの主流は、目を強調するメイクです。
特に、アイライン、マスカラ、つけまつげは、今のメイクではマストアイテムですが、実は目を強調するメイクは、とても男性的な顔を作るメイクで、なおかつ、目を大きく見せるというのは、動物の世界では威嚇を意味しますので、男性から見れば、「怖い」というイメージがあるのです。

また、お母さんの時代は、唇を赤くし、アイメイクはほとんどしないというメイクが主流でした。これはとても女性的なメイクで、人類の歴史の中でも長くこのメイクが主流でした。
なので、年配の女性が、今のメイクに違和感を感じるのも仕方のないことです。

私はプロのメイクアドバイザーとして、多くの人のお顔を触ったり、専門学校で教えてきた経験から、今のメイクを否定するつもりはありませんが、このメイクは、「顔を創り込む」メイクで、そういう意味では、不自然さは出てくると思います。
雑誌のモデルさんたちがこのメイクが似合うのは、やはり、プロのメイクさんがファンデーションの部分から創り込んでいるので似合うのです。

一般の人がこのメイクをして、「似合っている、上手」という人は、プロの私の目から見て、ほとんどお目にかかったことはありません。

MOKOさんも、流行のメイクをそのまま取り入れるよりも、流行のテイストを自分に合うように取り入れながら、自分に似合うメイクをしていった方が、本当の美しさが引き出されると思います。

また、顔立ちに合わせて、足し算をするか？引き算をするか？を考えて、全体のバランスを整えていきますので、MOKOさんの場合、目が大きいというのなら、より強調するより、引き算メイクをした方が良いでしょう。

顔の大きいのは、顔の側面にローライトと言って、ファンデーションより少し暗めの色を入れますが、入れすぎるとデーモン小暮になってしまうので、ご注意を。
また、髪型でもカバーできますので、一度美容院で相談されてもよいでしょう。

ちなみに、私は、その方が持っている自然の素質を最大限に引き出し、一番美しく見せる方法を教えています。
すなわち、良いところは引き出し、修正するところは目の錯覚を使って修正する。
そして、似合う色を使って、その人が一番美しく見える色使いをする。
似合う色を使うと、テクニックがなくてもきれいに見えるという即効性があるので、お勧めです。
また、なりたいイメージになれる、メイクの仕方をレクチャーしていきます。

もし興味があれば、私のHP上のブログにて、コンサルティングの様子を紹介していますので、ご覧ください。

http://bright-heart.at.webry.info/200907/article_15.html

最後に、MOKOさんに、この言葉を贈ります。

「２０の顔は自然の贈り物、５０の顔はあなたの功績」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ　ココ・シャネル

表面的な美しさは、年とともに衰えます。
真の美しさとは、美に対するたゆまない努力と、その人の生きざまがお顔に現れたものです。
MOKOさんも、真の美しさを追求し、５０歳になっても、すてきと言われる女性になってください。

女性の美しさは、これからが勝負ですよ。
あなたの真の美しさを表現していって下さい。