「モンスター介護福祉士」なのでしょうかね

永井 隆一

永井でございます。

回答が遅くなりまして、申し訳ございません。

ご相談内容を拝読しました。

「介護する人、される人は信頼があって初めて介護ができると自分は思うんです。」
正しい認識であると存じます。
介護職の方みなさまが、このような意識を持っていただければ、かようなトラブルも生じないように思いますが、残念ながらそうではない現実も多々存在するようですね。

パワーハラスメントを受けた場合の対処に関してはいろいろとお調べをされているかと存じます。
パワーハラスメントの事実がどのような形式で認定されるかにより、介護福祉士という資格の登録者としての適・不適が審査されることになります。

介護福祉士としての信用失墜行為による資格の取消、あるいは刑法犯として実刑を受けるなどした場合が、登録の取り消し理由に該当するとしています。

パワーハラスメントにより解雇処分やあなたとの民事訴訟により不法行為が認定されたのみでは、国家資格である介護福祉士の登録取消とするには難しいでしょう。

名誉毀損罪や侮辱罪、高齢者に対する虐待となるような行為による傷害罪などには証拠が必要になります。また、このような罪を告発する場合事業所の協力も必要になります。
当該介護福祉士は、事業所の職員であるのであれば、この職員の行為を改善しようという具体的な処置が施されないまま、上記のような刑法犯罪に至った場合、事業所にも責任があると判断されることも考えられます。

あなたが当該介護福祉士に対して、許せないというお気持ちはお察し申し上げます。

ただ、相談内容から推測すると職員および利用者の方からもすでに相当数の苦情が事業所側に寄せられているのではないでしょうか。

そのような状況でも改善策を講じていないようであれば、事業所にも問題があるよう伺え、結果、あなたの行為があなた自身にはねかえってくるような事態も想像いたします。

介護という重責な仕事を、職員も利用者の方も快適に過ごせるような理想を追求されるのであれば、老婆心ながら、在籍されている事業所には期待ができないように思えました。

別に、介護福祉士には任意で介護福祉士会に入会されている方もいます。
全ての有資格者が入会しているわけではなく、むしろ入会されない方が多いようですが、こちらも会員に関しての苦情窓口を設けています。
ただし、会員が少ない組織なのであまり真摯な対応は期待できないようです。

最後になりますが、介護のような対人援助サービスの現場で、あえて名前ではなく「あの人、この人」という呼びかけが、任務遂行上においていかほどの効果があるものなのかについて、当該介護福祉士さんにぜひご高説を賜りたいものですね。
おそらく独りよがりな幼稚な思考がかいまみえると想像します。

具体的な手続やご不明な点がございましたら、ご連絡賜りますようお願い申し上げます。

行政書士 ナガイ事務所　　永井　隆一
045-461-3240（FAX同）
080-5470-0283(携帯）
〒221-0045　横浜市神奈川区神奈川2-13-6　KSビル5F
r-010109@mars.dti.ne.jp
社会福祉士　精神保健福祉士　ＦＰ技能士　防災士　介護予防指導士
「成年後見・防火防災・介護・ビザ申請」

□　障害程度区分認定審査会　委員

回答日時：2013年2月10日(日) 13:06 JSTお礼のコメントを書く

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

永井 隆一相談件数：109件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談