相談&回答 |
約4分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:40代/女性
松下先生、掲示板にコメントをありがとうございました。
「めちゃくちゃな関係のまま行き詰まりました」を投稿したhannnaです。
https://www.nayamijiten.com/modules/newbb/viewforum/forum/477/cat/1/
確かに、先生のおっしゃる通り、追い出せばお母さんからの電話も来ないことは判っているのです。
ただ、もし追い出したりしたら彼が自殺してしまうのではないかという心配もあり、そのような事がもしあったら、私よりも子供たちがショックを受けるでしょう。
彼は17歳の時に事故に遭い、右腕がまったく動かない状態(2級障害者)です。
今までは一流企業でSEとして長年働いており、プライドもそれなりにあるのだと思います。
再就職となれば、今までのようには行かず、何よりも「障害者扱いされる」事を嫌っています。
職が安定して、生活に支障がないのであれば追い出しようもありますが、今のままでは…
彼のお母さんは、そんな息子にずっと依存していました。
金銭面でも生活面でも、息子から援助を受け続け、新築してもらった家で何不自由なく生活が
出来ていました。
だから息子のわがままは何でも受け入れ、私の存在も、息子の面倒を見てくれるいわば家政婦のような
存在として受け入れたのだと思います。
以前お会いした時も、散々世話になっている立場なのに
「私は息子が嫌い。一緒には暮らしたくない。」と信じられないような言葉を聞きました。
お母さんにとって、息子はお金を稼いで自分の暮らしを面倒見る人、私はその家政婦なんです。
父親はすでに他界しています。妹はいますが病気療養中(子宮頸部ガン)です。
私は、介護の仕事をしていますが、子供がやっと小学校の高学年になったので…今まで訪問介護で
ろくに稼げなかったのですが、施設勤務にして生活の安定を計ろうと今現在就職活動中です。
元夫からの養育費はだいぶ前に途絶えました。行政から受け取っているのは児童手当のみです。
税金や家賃、給食費、生活費のほとんどを滞納するほど苦しい生活です。
そこに、彼の存在…確かに、お給料を貰っているときは何かと援助して貰っていましたが、
この1年半で、彼はヒモに成り下がってしまいました。
今の私は、何が一番辛いのかも、何を優先しなければいけないのかもわからないほど、
頭の中がごちゃごちゃです。
何から手をつけたらいいのかわからないんです。
先生、ぜひよいアドバイスをお願いします。
hannna
40代/女性 | 日付:2009年4月22日(水) 20:50 JST | 閲覧件数: 3,771
ご相談ありがとうございます。問題を整理して、現実的な対応策を考えましょう。
最優先すべきは、相談者さんとお子様の「親子3人、貧しくとも明るく楽しい生活」を
守ることです。
掲示板回答にも書きましたが、彼は既婚者で、相談者さんはその不倫相手の立場です。
相談者さんが、彼のため良かれとしてきたことが、彼の家庭を壊す結果となったとも
考えられます。彼の「妻」は単身赴任中の夫の浮気、不倫をじっと我慢し、ある時は姑か
ら「不倫相手」に生活の面倒をみてもらってる等と聞かされ、がく然とし、もう夫を頼ら
ない生活に気持ちを切り替えたのかもしれません。また、冷静に離婚時には夫やその不倫
相手に慰謝料請求すべく密かに準備を進めているかもしれません。
一方、夫の責任を放棄し家庭を捨て、次に相談者さんに取り入ってヒモ状態に安住してい
る「彼」の生き方は、障害のハンデとは別物です。
不適切表現かもしれませんが、このまま「彼」に衣食住を提供しペットのように丸抱えし、
散歩中に誰かに噛み付いたとき同様に、彼が持ち込むを「飼い主」として面倒みますか?
「彼」を元の飼い主?である「妻」や「母親」に引き渡す方法を考えるよう方向転換しま
せんか?
結果として妻を捨て、不倫相手に捨てられることになっても「身から出た錆び」、彼の自
己責任です。ある意味で、彼の妻も相談者さんも「被害者」だともいえます。
これ以上情に流され、くされ縁を続けると底なし沼に足を取られ、抜け出せなくなり、相
談者さんの家庭も崩壊してしまうように感じます。彼は、既に「彼の家庭」、「彼の母親の
家庭」を壊し、今まさに「相談者さんの家庭」も相談者さんが困っておられるように崩壊寸
前に追い込まれています。
相談者さんは、彼との関係を絶ち、お子様と「親子3人、貧しくとも明るく楽しい生活」を
守ることを最優先させるのが母親の責任を果たすとともに、「彼の妻」に対する責任を果た
すことにつながると思います。
生活苦については、状況に応じて就職先が見つかるまで公的扶助を受けることも検討課題で
しょう、相談者さんが生活を立て直すために何が必要か、今一度冷静に現状を見つめなおし、
お子様のためにも行動を起こすようお勧めします。
いかがでしょうか、最終的な決断は「相談者さんご自身」でないとできません。
なお、相談文−回答が公開されるこの相談には限界があります。具体的な手法などについては
業務上の相談の対応となることを、ご理解下さい。「詳しい業務内容」の記事、当事務所ホーム
ページURL等をご覧いただきご検討下さい。
回答日時:2009年4月23日(木) 08:22 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。