
今回は私もよく使っている「人格者を見極める方法」をお伝えしていきます。
私はよく人を見極めるときに、1つの基準を設けています。
この人はメンターや師と呼べるだけの人格を備えていると、この基準を使うことで判断しています。
その基準とは、
「助言ではなく、選択肢を出してくれるか」です。
例えば、悩み事をして、
「こうした方が良い!」
「あなたはこうするべきだ」
「それは悪いことだから辞めた方がいいです」
など、このように一方的に助言やアドバイスをしてくる人は残念ながら人格者とはいえません。
なぜなら、これは相手をコントロールすることでもあり、自分の価値観をただ相手に押し付けているにすぎないのです。
こちらを選択する方が間違いなく正しいと分かっていても、相手には情報を提供するだけで、相手に選択肢という「自由」を与えてくれる人。
このような人は人格者とみて間違いはないでしょう。
これは、相手の存在を尊重して、信じてくれているからこそできることなのです。
また、例え相手が一時的に誤った方法を選択しても、それはそれで学びになるということを理解している人でもあります。
これが、相手の存在を尊重せず、信じていないと、助言したり、自分の価値観を押し付けることになります。
先回りして何でも先に与えてしまうと、いわゆる「過保護」にもなり、相手が成長する機会を潰すことにもなりかねません。
本物の人格者とは、
「相手が何を選択しようとも、相手の存在をありのまま受け入れてくれる人」
といえます。
そして、相手が選択をした後、始めてそれに合わせて有益なアドバイスをしてくれる人こそが良き師、メンターといえるのではないでしょうか。
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