人生の出会い・めぐり会いで大きな開花への道筋の差となり、また吉凶の差となります。同じ努力や一生懸命励み邁進や行動努力しても、時代背景の影響から脇道を歩むと言う事態に追いやられて、再起するには日本社会の今の機構の中で、多くの難問を超えなければなりません。政府もその点を政策の中に考慮して、再起する支援策と言うことを積極的に行っております。
就職戦線は売り手要因となり、2年連続良果要因が続いたと言われております。1994年(平成6年・六白戌年)の年から2004年(平成16年・五黄申年)の年までの約10年間は「就職氷河期」時代と言われ、この10年間の間で新卒期に直面した人の2割から4割(約10数万人から30万人近く)の人が就職から見放されニート・フリーターとなったと言います。
今日では全体で200万人以上のニート・フリーター人数になっています。
この就職氷河期時代の世代(昭和48年生まれから昭和58年生まれ)の人は
「時代の流れ」の悪い時期に遭遇してしまっためぐり会わせの悪さがあり、俗に言う「団塊ジュニア」の世代であります。
昨年から定年時を迎えた団塊世代(昭和22年~24年生まれ)の人達の子供達が就職氷河期時代に遭遇し苦境を味わう結果となっているのです。団塊の世代等の結婚条件の中に「家付き・カー付き・婆抜き」と言う風評が盛んとなり年寄りをないがしろにする状況がありました。団塊の世代の親達は大正期に生まれた人達で、戦争に多く召集されて国の為に殉じた特攻隊を含む世代の人達であります。戦後の繁栄はこの人達の300万英霊の上に成り立って来たのです。
その団塊の人達が晩年となり隠居する時を迎える状況の中で、年寄りを遠ざける世相がありました。その中心的な役割世代が、団塊世代を中心とした人々であります。その背景に家族制度崩壊と核家族促進があります。
成長経済下の平和になった日本で、自分の為に謳歌が出来、自分の為に働き、自分の為に稼げると言う家族制度の崩壊した中での自分の確立促進なのです。
団塊世代の子供たちが成長し、社会に参入し始動する時、世相は大不況の中にあり就職一つままならぬ世となり、親を遠ざけた行為はやがて我が身が遠ざけられることになりました。
時代と言う何か掴み所のない状況は私達一人一人が作り出して来た足跡の結果にあります。「因果はめぐる尾車のごとし」であります。
ニートやフリーターの人達の再起を果す為の社会参入は、国の政策努力も大切でありますが、本人の社会参入努力は初歩からの研修が求められるのです。研修で教示される事ですが、まずコミユニケーションの第一歩からで「あいさつと笑顔」であり第二に「人の話をしっかりと聞く」と言う努力であり、第三に「自己の考えを表現伝達(プレゼンテーションの能力)」と言う事です。
団塊世代の自己中心的核家族の中で成育されたジュニア世代はこうした社会への参入努力が果されず漂流してしまっている状況であります。
何よりも大切なる事は日本には陰徳思想(人知れず徳を積むこと)や報徳思想(徳に報いるため奉仕すること)や手間替え思想(自分の出来る事を奉仕する)等があり、日々の積み重ね努力があります。また偶然に世相が作られたのではく全て必然の中で今の状況が作られたのであり、まず自分に出来る事から一つ一つ行動し、良い社会を築きたいものであります。その第一歩は「感謝」の始動です。
また8月はお盆の時期でもあります。現在、作詞・作曲・歌手の「すぎもとまさと氏」の歌で「吾亦紅」が団塊の世代の中でヒットしています。
年2回の春秋の彼岸の14日間とこのお盆の4日間の合計18日間は「報恩感謝」を中心として過ごすことは大変重要なことであります。
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