これからの季節、気になる事は【紫外線】ですよね。
以前に赤ちゃんの紫外線対策について、島野先生に話しを聞いてきましたが
今回は肌のつくりの理解から【紫外線対策】のお話を聞いてきました。
是非、このインタビューを読んで参考にしてみて下さい。
島野 = 紫外線対策は【自然免疫】が大切なの。肌は自分で紫外線をカットする機能があるのよ。その機能を理解するには肌のメカニズムを説明する必要があるわ。
アライ = 肌のメカニズムですか・・・。
島野 = そう、人間は70%が水で残りの30%はアミノ酸でできていて、このアミノ酸の働きが肌を守り、紫外線から守っているのよ。
アライ = そうなんですか!?水以外ではアミノ酸でできているのですね。知らなかったです。
島野 = 食べ物(肉・魚)から吸収したタンパク質は血液に流れて、アミノ酸に分解され、アミノ酸が内蔵など人間の組織を作っているのよ。
体の中でも肌(皮膚)は紫外線や外の空気に触れる事が多いので、一度分解されたアミノ酸が、肌をより強く守る為にタンパク質に変わり、更にそのタンパク質が、紫外線に強いアミノ酸を作って体を守っているのよ。
この働きを私たちは「アミノ酸代謝」ってよんでいるの。
この図を見てみて
皮膚は自分自身で紫外線を一番カットするアミノ酸(ウロカニン酸)を分泌しているのよ。
アライ = そして、この働きを見守っているのが免疫細胞(ランゲルハンス細胞)ですね。
島野 = そう、その通りよ。
人はこのように自然免疫によって、自分で紫外線から守る力を持っているの。
でも紫外線はよくないから、すぐ「紫外線カット剤を付けましょう」とか「紫外線カット剤で肌を守りましょう」って風潮があるじゃない?確かに紫外線による肌のダメージはあるけれど回復力もあるの。
若ければもっと早く回復するわ。昔は夏は真っ黒になる子どもが多くいたわ。でも秋過ぎたら皆白く戻っていたでしょう。子どもは特に早く解決するの。
紫外線カット剤を使うと、ランゲルハンス細胞が弱ってアミノ酸代謝のメカニズムが崩れてしまう。つまり、紫外線カット剤を使う→潤いがなくなる→夏なのに乾燥肌、おかしいでしょ!
アライ = ランゲルハンス細胞は肌のガードマンだから、ガードマンが弱ったら脳への指令が出せなくなって、お肌のトラブルが中々良くならないと言うことなんですね。
島野 = そうなのよ。
以前から何度も言っていますが、人間には自然免疫があって自分自身で再生する力があるの、特にヒフは再生力が強く、まして子どもの頃は日焼けしてもすぐキレイになる回復力が強いので大丈夫なのよ。
アライ = そうなると、紫外線カット剤は付けない方が良いのでしょうか?
島野 = 基本的にはね。
でも、常識的に考えて炎天下の中ずっと外にいたら、火傷のようになっちゃうから多少のカット剤をつけたり、冷やしたり絶対につけちゃダメではないけど過激に毎日つける必要はないと思うの。紫外線は肌には敵だけど、紫外線カット剤を付ければもっと肌を弱らせる原因になるのよ。
新井君にもお子さまがいたよね。まさか、子どもに紫外線カット剤付けてないでしょうね?
アライ = ・・・家に帰って奥さんに聞いてみます。
島野 = (笑)
悩み辞典をご覧のみなさん!紫外線なんてこわくないです。肌本来の力を信じましょう!
NPO日本免疫美容協会 代表理事
株式会社パトラ 代表取締役
個人サロンを開設後、50才時に肌被害を受け「免疫美容」を導入。
以降、順調に業績を伸ばす。
1997年 プロのエステシャン相手に勉強会をスタート。
2005年 著書『ものぐささん美肌法』を発表。
直営店2店舗、系列店舗200店以上を擁するグループを育て上げる。
現在、麻布に研修会場を設立。定期的な勉強会及びテレビなどを活用し、皮膚と免疫の関係を学ぼう!と積極的に呼びかけている。
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