" '世界同時株安・大不況と荒れる世界の中で、今、日本が直面している世の中の諸現象は、日本の崩壊につながる深刻な問題です。
インドの偉大なる指導者である「アハトマ・ガンジー師」は世の中を荒廃させる要因として「七つの社会的大罪」を挙げております。
この七つの社会的大罪を現在の日本にあてはめて検証してみます。
【1】 原則なき政治
「国民の思考や意識を将来に対してのいかなる国造りとなるか」を示し指導するところに政治家の役割があります。
無策な目先の行政に走り、赤字を増加させる場当たり的な行政、増税、政治家の指導性の無さ、夢の無さ(将来が見えない)、汚職・天下り・癒着等、国造りの無さが蓄積されて亡国寸前に置かれています。
【2】 道徳なき商業
儲ける為には何をしても良いと言うことはありません。商売も一定の道徳があります。
しかしバブル期における日本の金融界・建設界・証券界・政界・国民は道徳を忘れ、商道を忘れて儲ける事に、利潤を上げる事に熱中になり踊ってしまいました。
そして今日においても、事故米・食品関係の偽装問題等、あきれる事が多発しています。
【3】 労働なき富
金融商品の自由化により、労働して稼ぐよりも頭を使って判断して稼ぐ方法が(投資・株式・IT等)加速しています。
しかし、これは人間的に、好社会を産み出す要因から後退することになる選択であります。
今の社会はバーチャルの姿です。働く事を美徳とする日本、「ものづくり日本」をもう一度復活さす事です。IT産業においても今後、大変難しい問題が起こって来ます。
【4】 人格なき教育
昭和36年日本の教育界も「偏差値教育」を取り入れました。そして平成11年改めて、この「偏差値教育」のもたらす弊害が生じ「授業破壊」が深刻な社会問題になりました。
産業の発展期に、無個性な横並びの教育を最良として優秀なる均一的な人材を数多く教育して来た背景がありました。経済主義に沿った教育であります。それにより知識応用においては世界の一・二と言う教育の水準でありました。
その教育が今、大きな壁に当っております。教育には二つの要因があります。
一つは「学ぶ」ことから得る知識と応用です。そしてもう一つは「遊ぶ」ことから得る知恵と経験です。
戦前の固定教科書の最初に「よく学び、よく遊ぶ」という事が信条に示されていました。この「遊ぶ」ことの大切さを切り捨てて来た教育に、まず大きな反省点が伺い知れる訳です。
遊びから得られる忠誠心・創意工夫・問題提起・判断力・集団行動による協力精神・勇気等を「偏差値教育」が切り捨てて、真に人格なき教育を実践して来てしまった状況が今の日本の姿です。
【5】 人間性なき科学
人間性を滅ぼしてまで科学の進展があっても良いのかと言う事です。
毒ガス・原爆・クローン動物等、科学者が「謙虚さ」と「尊厳」を忘れて「うぬぼれ」と「錯覚」を持った時は、人間を自滅させる事になります。
人間を物体としてしか扱わない医師も増加しています。科学者やそれに携わる人達が、しっかりとした倫理観を持って開発・研究をして行かなければ社会的な弊害をもたらす要因となります。
【6】 良心なき快楽
文明が進展して世の中が便利になっても、人の欲望や快楽は逆に倫理観を失うと言う現象が生じてきます。
文明が生活の向上をもたらすことと反比例する相で、精神の荒廃が高じて来ます。大麻問題も大きな問題となって顕現して来ています。
また若者中心に援助交際なる売春が流行するのも社会的大罪の一つであり亡国への一歩であります。
【7】 犠牲なき信仰
信仰とは信じる道に従って福分を与えて行く行動であり、神仏に参拝参詣し、自らの願望を叶える事を信仰とは言わずに「敬神あるいは敬仏」と言い一線を画します。
福分とは「愛」であります。その愛を「布施」と言います。信仰とは自己犠牲の上に成り立って来る行動であります。
ですから自己犠牲のない「敬神あるいは敬仏」を行う事です。
今、現在の日本の社会情勢で生じて来ている出来事が七つの内で、いくつ該当するかを確認して見ると、社会の荒廃の度合いが理解出来ます。
経済戦争に敗れたと言う自覚のないまま、また荒廃がここまで進んでいるのだと言う自覚のないまま、目先の景気浮揚にお金をばら撒いている政策しか実行出来ない内閣であります。
軍国主義で敗れ、経済戦争で敗れた現状を、復興させるには大変な覚悟と試練が国民に求められているのです。
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