前回、増加している高齢女性の貧困についてその現状をお話しました。
では、私たちはどのような対策を取ればよいのでしょうか?
★世代・性別問わず必要なのは、「貯蓄する意識を持つ」ことです。
20~30代のうちに、自分は年収をいくらもらっていて、そのうち生活費はいくらかかるかを把握する癖をつけましょう。
年収-生活費=貯蓄、となっているハズなのですが、
いざ計算すると
貯蓄にまわっているはずのお金の行方が分からなくなっていることが多々あります。
自分のお金が行方不明になる前に、身柄を確保しておきましょう!!
具体的には、
給与天引きが出来る財形貯蓄や、給与が振り込まれる口座から自動的に定期預金に引き落としされる積立定期、
少しずつ運用していきたいという方は会社の持株会や投資信託を積立て買っていくという方法があります。
注意すべきことは、「ついつい惰性で現金を引き出してしまわない」ことと、積み立てて運用している方は「あまり放置しすぎず定期的に状況をチェックする」ということです。
現金を安易に引き出してしまってはこれまでの積立があっさりゼロに戻ってしまい意味がなくなってしまいます。
また、自分の資産を放置しすぎると、売却しなければならないような状態であっても気がつかず、ゼロに近い額しか手元に残らない可能性があります。
意識しつつ、過敏にならないという、ど~んと構える姿勢と強い意志が大切ですね。
(②へつづく)