飲酒運転による事件・事故・ひき逃げが後を絶たずに発生しております。
「ヒヤリ・ハットの説」と言う教示があります。一つの大事故の背景には29の小さな事故・300のヒヤリ・ハットする事柄が存在すると言います。大きな事故が起こった直後も次から次へと大きな事故が起こっています。
酒を飲んで自己判断の能力が低下していることから、判断が甘くなっている状態で「この程度ならば大丈夫・家まですぐ近いから」と言う事から端を発して大事故に至ると言うことです。検挙される、逮捕される、また発覚している部分は一握りにすぎません。
気学の教示は原因の究明の尺度を自然界の法則を基盤として危機管理を行うことに特色があります。自然界のもたらす一定の周期(運気・運勢)が事故事象の発生にあるかを判断します。悪い事象や事故・事件であれば何が原因で発生したのかを調べます。運気の状態なのか、家相の状態なのか、方位の状態なのか、を調べて改善や改革を意図し解明し、同じ事の再発防止に務めます。
しかし昔から「論より証拠」と言われるごとく、気学は実証の教示学であり、実践実行が、第一にあると言うことです。
まず自然界と言う大きな法則(サイクル)の中での人間と言う基本を理解することから考えて行くことであります。自然界と対峙して人間の営みがあるのではなく、自然界と共存共栄している中に人間の営みがあると言うことからの認識であります。この基本認識を忘れてしまうと、現代社会が陥ってしまった人間万能への錯覚があります。
神と言う名の元で宗教戦争や民族対立を誘発したり、正義の元で紛争や争いを勃発させたりすることは、人間を過信した故に他ならないのです。自分の能力は他より勝れていると思ったり、自分の判断は、決断は間違いないと思っても一歩引いて見た時、自省される事があります。
人間の対立や争いには一方に正義があれば、一方に大儀があり対立や争いが泥沼化して収拾の目処が付きません。これは人間能力・人間の判断に主眼があるからです。人間は自然界の中の一員であると言う自覚に立って、自然界の法則の中にある事を心得て行けば共存共栄の道も見出せる要因です。勿論自然界はバランスにあると言うことから発せられるものであります。危機管理の根幹に人の心の自覚があり、その心によって危機が生じて来るのです。
日本は昔から酒類等による犯罪や事故事件には甘い緩い社会風土があり、運転手に対して「飲んだら乗るな」と強く言われていても「一杯が二杯・三杯」と言うように、飲み始めれば止まらないと言った心の弱さが出てしまう訳であり、周囲の人たちがより強く対応しなければ酒帯運転や飲酒による事故・事件は防げるものではないと言うことです。
人生の危機はいつ如何なる時に遭遇するか判らないのが現実であり、そのために経験学・統計学・周期学・実証回顧・歴史回顧・真理や運命学等の学習が求められ、危機回避や災難・災害回避ということが強く求められるのです。危機管理学は「転ばぬ先の杖」の信条を心して、これを基盤として一定の定義を構築し大難を中難・小難そして無難へと導くための自己防衛であります。
お酒のおいしい季節にもなり、また年末に向かってお酒を飲む機会も多くなり、さらにこの問題は多発する恐れがあります。社会全体で「飲酒運転は厳禁」を守りたいものです。
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