毎日のようにニュースで耳にするようになった「子ども手当」。
みなさんが気になっているのは、「自分の家計にどう影響するの?」ということでしょう。
今回から数回に渡って、子ども手当について考えていきたいと思います。
◆子ども手当とは?
子ども手当とは、そのものずばり、「子どもの教育費を援助しますよ」というもの。
具体的には、
0~15歳の子どもひとりにつき月額2万6000円が支給されます。
これは毎月もらえるというのではなく、
年3回に分けて、各回4ヶ月分をまとめてもらえます。(現時点では2・6・10月に支給予定)
いきなり月2万6000円もらえるようになるのではなく、
平成22年度は半額の1万3000円が支給される予定です。
再来年度以降、全額支給予定となっています。
◆子ども手当のメリットは?
・子育て費用の負担が軽減される
・家計負担を理由に出産をためらっていた家庭の背中を押す→少子化対策に
・子どもの教育に幅が出る
・親の稼ぎにより子どもの教育機会が制限される、という教育格差を是正するきっかけとなる
◆子ども手当のデメリットは?
・扶養控除、配偶者控除が廃止される可能性がある(→参考記事は
コチラ)
・予定されていた「子育て応援手当」(今年3月時点で3~5歳の子どもに3万6000円を支給予定)廃止が決定
・所得格差が広がる可能性がある(税負担比較で低所得者が有利になる可能性→生活援助の面で見ればメリットに)
・政府が財源を準備するため、増税になる可能性がより高まる
子ども手当による収入のプラス面だけではなく、
別の部分で間接的に費用を負担しているという意識も持ちましょう。
特に扶養控除や配偶者控除は、家族構成によっては大きく影響してきます。注意が必要です。
制度が本格的に導入される前に、ライフプラン・家計のシミュレーションをしておくと安心ですね。