会社勤めの方から最近よくご相談を受けるのが「確定拠出年金」。
最近は特に、これまでの制度から確定拠出年金(日本版401k)へ制度を移行する会社が増えてきており、いきなり会社から「受け取れる年金額はあなたの運用の腕しだい!!」と言われて困っている方が多いようです。
ありがちなのが、会社主催のセミナーで勧められるがままに価格が変動する商品(株式、コモディティなど)に拠出金を配分してしまうケース。
または、仕組みが良く分からないため、とりあえず元本保証の商品に100%投資をするケース。
そしてどちらも、自分ではよく分からないために、定期的な見直しをすることもなくほったらかしにしてしまう。。。
日本では義務教育中にお金の運用方法を勉強する機会がなく、自主的に学ばなければ知識を得られないというのが現状です。
そんな状態で、突然会社の「確定拠出型年金セミナー」が開催され、「はい、今日から自分で運用してね」って言われても・・・というのが誰しもが抱いている感情ではないでしょうか。
確定拠出年金を賢く運用したいなら、逆算する視点を身につけることが大切です。
ライフプランの将来予測より、退職後いくら年金を受け取れれば生活に不自由しないかを試算してみましょう。
その結果から逆算して、どのくらいの額まで確定拠出年金の元手を増やせればいいのかを考えてみるのです。
すると自然と、毎年どのくらい運用成績がプラスになればいいかが分かりますから、結果として自分が選ぶべき確定拠出年金の投資先が分かってくるはずです。
視点を「今」から「将来」に移すだけでなく、「将来」から「今」を見つめられるようになること。
ライフプランがある程度立てられていれば、それほど困難なことではないはずですよ☆