離婚問題にマニュアルは役立たない

~離婚問題にマニュアルは役立たない~

書店に行けば、wab検索すれば、離婚に関する書籍、マニュアル、書式や事例が山ほどあります。
離婚を決意する原因は千差万別で、他人から見ればごく些細なことでも「我慢」できないケース、逆に「何で離婚しないの?」と思うような大きな障害を乗り越えて、夫婦の絆を深めるケースもあります。

「とにかく離婚しさえすればよい」と結論を急ぎ、当事者双方が「離婚後の生活設計」ができてなくって、後悔するケースも珍しくありません。特に未成年のお子様が、物心両面で大きな被害を受ける悲しい現実があります。

離婚は夫婦の終点であり、新しい生活スタイルの出発点です。また離婚で夫と妻は他人に戻りますが、父と子・母と子という親子関係は永遠に続きます。円満解決できる状況ならば、おそらく「離婚」には至らないはずです。

離婚に際して、もはや夫と妻は信頼できる相手でなくなっている。だからこそ、離婚前に、自立した離婚後の生活設計の準備を整えることが大事だといえます。また、信頼できなくなった相手と離婚に際しての約束事は、後日、水掛け論にならないよう、離婚協議書として「書面」を作成することが重要です。

では、離婚に際して、「何を、どのように決めたらいいのか」
これは、ご夫婦により「千差万別」です。ですから、「マニュアルは役立たない」というタイトルをつけました。

したがって、松下行政書士事務所では個別の事情を面談でおうかがいし、10組あれば10通りのご提案をさせていただき、さらに内容の調整をしてオリジナルな離婚協議書を、相談者さんと作り上げる作業をします。

もちろん当事者間で解決できず裁判所の力を借りなければならないケースでは、弁護士のご紹介もさせていただきます。

最後に、法律は「法律」を知っている者の味方ですが、困っている人が、何もしないで助けてくれるほど甘くはありません。法律の知識があれば、裁判まで持ち込まなくても、解決できるる問題はたくさんあります。

このコラムを見ていただいた方が、ひとりで悩まず、離婚問題以外でも、当事務所でなくても、専門家に、早めにご相談されスムースに現状を打開し、スッキリとした日々が過ごせますよう願っています。

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