相続遺言 ~エンディングノート~

  • 2009年11月12日(木) 19:21 JST
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〔 ~第3章(最終章)~ エンディングノートに書くこと(今後の自分の希望)〕

 先回は、エンディングノートに書くこと(自分の経歴)についてお話しました。
今回は、エンディングノートに書くこと(今後の自分の希望)についてお話をします。

 まずは自分の体についての希望です。
誰にどこで介護して欲しいか、延命治療の希望の有無、臓器移植の希望の有無、
どこで最期を迎えたいかなど、今後の自分の希望を書いておきましょう。

 この情報があるとご家族は後々まで自分の選択について悩まずにすみます。

 次に葬儀についての希望です。
宗教や宗派、喪主になって欲しい人、葬儀の希望、特別に連絡して欲しい人など、
葬儀に関わる希望やお墓の希望を書いておきましょう。特に密かに特定の宗教を
信仰している場合は、その宗教の連絡先も書いておきましょう。

 そして、大切な物の保管場所、加入している保険、基礎年金番号、所有している
財産、財産の使い方についての希望などを書いておきましょう。財産の使い方の詳
細は遺言で書くことをお薦めしますが、寄附したい機関の有無や大まかな希望を書
いておきましょう。

 たしかにエンディングノートを書くことは辛いことです。

 しかしいつか必ず迎えるその時に、こうして欲しいというご本人の希望と、本人の
希望通りに送ってあげたいというご家族のお気持ちを1つにするためのものがエン
ディングノートです。

 素晴しい最期を迎えるために、ご家族が安心して送り出せるために、是非作成し
てみて下さい。
 

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