新聞記事を拝読して

  • 2010年2月26日(金) 21:56 JST
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先日、読売新聞に「性暴力を問う」という性犯罪についての記事が掲載されていました。
記事をご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか。

実は私も今から18年前の20歳の時に、会社に常駐していたトラックの運転手から襲われました。
帰り道の方向が同じで、送って行くわって仰って頂いて、同僚と共にありがとうと乗せて頂きました。
それが事の始まりです。

同僚が降りてから、真っ暗な路地の中に入って行き、何故こんな真っ暗な中を行くのかなって思っていた矢先にそこで襲われました。
手は押さえ付けられ、身体の上に乗っかってきました。トラックの中は狭いし、相手の重さで動こうにも動けないし、口はふさがれ声も出せませんでした。

そのような事件でした。今でもトラウマがありますし、何故あの時に自殺しなかったのかと後悔することも多々あります。事件後、妊娠したのではないかという不安をずっと抱えていたので、ショックは本当に強かったです。

それから仕事も上手くは行きませんでした。コミュニケーションが取れないと何度も解雇されました。それから私はコミュニケーションを取れるようにと認定心理カウンセラーの資格を頂き、皆様のお役に立てるようにとボランティアを初めました。

現在、労働問題が非常に多いですし、自分自身の経験も活かしたいと社会保険労務士の資格を取得しようと勉強しています。相談に乗らせて頂いていて、事件絡みも多く、話を聞くだけでは解決しない問題も多いですので社労士の資格取得後は色々な法律を勉強し、法律家としても活躍して行きたいと思っています。

上記のお話はしないつもりでいましたが、新聞記事を拝読し、被害女性と話をしました。相談は数千件にも及び深夜遅くまで相談に乗っていることを知り、私も何かお手伝いが出来ないかと思いお話をさせて頂きました。

今までにも強姦被害者の方の相談にも乗ったことがありました。その時に、どうしたら事件のことを忘れられますかと聞かれましたが、絶対に忘れようと思わないで下さいということを声を大にして申し上げたい。無意識の中に落とし込むだけで、いつかそれが意識に上がってきた時に、この辛さや悲しみ、怒りは何倍にもなって戻ってきます。だから、絶対に忘れようとしないで頂きたいと思っています。

もし性犯罪に遭われた方で、誰にも相談できないで苦しんでいる方がいらっしゃれば、気持ちは理解できると思いますので、1人で悩まずに声をかけて下さいね。

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