色々なお仕事を見るのが好きなのですが、
時々首を傾げることに出会うことがあります。
例えば、繁盛しているお店のレジにたくさんの人が並び、
お客さんの会計を済ませるために
一生懸命レジを打ち続けている人を見たときのことです。
彼女達は、とても声をかけづらい雰囲気を出しながら
レジを打ち続けていたのですが
お客さんが途切れたときに、ある一言を放ちました。
「まったくこの忙しいのにメンドクサイお客やわ」
私はとても驚いてしまったのですが、
たぶん、
忙しくレジを打っている彼女に何か質問をした人がいたのでしょう。
そのときに何らかの対応はしたものの、レジ打ちに支障が出て
不満を漏らしたのだと思います。
さて、彼女の仕事はいったいなんでしょう??
レジを打つことが仕事でしょうか?
それともお客が喜んでもらえる接客全般でしょうか?
私は後者だと思っています。
同じことを繰り返す業務、
売り上げや数字を意識する業務、
忙しくなってしまう業務
仕事というのは、ついつい目先の行動に気を取られ
本当に大切なものを失いがちです。
あなたのいま行っている仕事は、
いったい何のために行っていますか?
その仕事を行うことで、
どんな人にどんな笑顔が提供されますか?
仕事が楽しくないと思っている人は、
案外この部分を忘れ、
日々の業務に振り回されているのかもしれませんよ。
その仕事にとって大切な物を思い出したとき
入社したときの最初の気持ちも思い出せるかもしれませんね。