組織に要らない人など存在しない
- 2010年4月 1日(木) 03:30 JST
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- 投稿者:
- 川崎 信明
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今日夕方ニュースを観ていて腑に落ちたことがあった。
どういう内容かというと。
学校給食の食器を製造している大阪のメーカーが
環境に配慮した新しい食器を開発したと言う特集だった。
その素材の原料は「竹」で
その竹に生分解素材を混ぜ込み開発したんだそうだ。
しかし、竹という現材料の安定供給ルートに思案していたんだそう。
場面変わって
九州福岡のある地域に場面が移り
厄介者の竹をどうにかしたいという問題に視点が移った。
竹はなんと一年で8メートルも成長するらしく、
それでいて地面深く根を下ろさない為に増えすぎると
土砂崩れの恐れもあるんだそう。
福岡のある地域では、竹の子産地として名を馳せていたそうだけど、
収支のバランスが悪くなり竹の子から撤退し、放置し続けるうちに
次第に竹林は荒れ果ててしまい、地域の厄介者になっていったそうだ。
その厄介者の竹がたくさんあるということに眼をつけた
給食食器業者が、福岡の竹の産地と手を組み
見事なエコ食器を開発したのだ。
とても軽くて丈夫で子供たちにも好評なんだそう。
しかも今回のモデルを元に全国で展開していきたいと
言っている社長を観て
結局「厄介者」って悪くないやん。と思った。
厄介者があるから商売が成り立つみたいだし
街にとっても竹の子に次ぐ産業になったみたいだし、
とても貴重なものだと思った。
振り返ってみると
山しかない街から<葉っぱビジネス>を展開した徳島県上勝町。
(ここは以前取材したけど元気がよすぎる)
エチゼンクラゲを佃煮や医薬品にしていこうとしてるしている人たち。
このように「厄介者」に対して試行錯誤して
光を与える人が存在する。
そう思うと厄介だと思うのは、
まだ未知なものに対して使い道が分からないだけで
本当はすごい価値があるにもかかわらず閉じ込めているだけなのかもしれない。
だって石油だって、アオカビだって
もともと厄介者だったはず。
ここからが一番伝えたいことやけど、
組織の中にいる「厄介者」扱いされている人たち。
もしかしたら、すごい原石なのかもしれないよね。
使い道の分からない人の力不足かもしれない!!
だから、アイツはダメだ!!という前に
どのように活用しておこうという意識を持つことは
大切なことだと思って仕方がないのだ。。
一人一人が輝ける組織を作るために。
いつもこの部分を思うと
腹の底から込み上げてくるものがある。
そして、
だって今のこの時代に世に生を受け、しかも明日死んでしまうような国ではなく
日本人として生まれ、今なお生かされているんだから
きっと僕達は何らかの目的を持って生まれたに違いない!!と
魂を突き動かす思いに繋がってくるのだ。。