ビジネス文書には文才は不要

現場で使えるビジネス文章術48++ -その1-
ビジネス文書には文才は不要

社会人になって、文章を書く機会は多いと思います。
書くのが苦手な人も避けては通れないのが、ビジネス文書ですね。
そして、苦手な人は、気が重いのではないでしょうか?

ところが、文章を書くことが苦手な人こそ、ビジネス文書は向いているのです!

というのは、ビジネス文書は、定型文書だからです。
型にはめて、つまりひな形の文書に、必要な言葉を置き換えていくだけでよいのです。
むしろ、独自の言い回しなど凝ってはいけないものだからです。

「オレには文才がある」、文章を書くのが得意、好き、という人は意外にも、ビジネス文書は向いていないのです。
文章を書くことが得意な人や好きな人は、機械的に文章を書くことができずに、ついつい「自分なりの表現をしよう」、「自分ならではの構成にしよう」なんて、よからぬ(?)ことを考えがちです。

それでは、ビジネス文書として最優先すべき、「伝えたい相手に伝えたい情報を過不足なく伝える」ということが二の次になってしまうからです。
その点、文章を書くことが苦手な人は、そんなよからぬことは絶対考えません。
またひな形があれば、喜んでそれを使います。ひな形に伝えるべき情報を埋め込んでいくだけです。
読み手も、決まった型どおりのモノであれば、最初に何が書かれて、次に何が書かれているということを、身体で覚えていますから、文書の内容がどんどん頭に入っていくわけです。

もし、あなたが「オレには文才がある」、文章を書くのが得意、好き、というタイプの方でしたら、ビジネス文書を書くときは、割り切って書くことをオススメします。

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