梅雨の合間のつぶやき
- 2010年6月23日(水) 16:35 JST
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- 投稿者:
- 村越 真里子
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昨日、また痛ましい事件が起きました。
広島市のマツダ宇品工場で乗用車が暴走し11人が死傷した事件で、殺人未遂な
どの疑いで逮捕された引寺利明容疑者(42)は、「秋葉原の(無差別殺傷)事件のようにしてやろうと思った」と供述しているそうです。
しかし実際の動機は全く判らず、今の所、派遣切りの被害を受けたようなことを言っているそうですが
実態は8日間しか勤務しておらず、自主退社であったという事です。
これは企業と加害者がいう事にズレがありますが、これは単にこういっているだけなのか
自分が勝手に被害妄想を抱いているだけなのかは、今後の捜査で明らかになっていくでしょう。
また亡くなられた男性には昨年お子様が生まれたばかりだという、何ともお気の毒な限りです。
さて、何故このような事件の事を私が今回取り上げたかと言いますと、
やはりこうした事の背景に「家族」という事が深く関わっているケースが多いと思うことがあるのです。
こうした犯罪は、何かしら正常でなくなってしまっている場合を除き、誰かへの恨みという事が言えます。
この誰かとは、誰なのか、なのです。
それは何で感じたかというと、引寺利明容疑者が連行される時に、顔を上げ、正面を向いていたことです。
むしろ、ヘリコプターの音がうるさいのか、空まで見上げる余裕です。
このニュース映像を見たときに、「この人は誰かに顔をこれみよがしに見せているんだ」と思いました。
その証拠に別の報道では警察官が「顔を隠すなら、上着を被るか」と聞いたら はっきり拒否をしたのです。
だから世間的には理由の付かない殺人でも、恐らく見る人が見たら解る・・・・というアピールかもしれません。
それが誰なのか・・・・・・
育ててくれた親への面当てか?
結婚経験があるかないかは判らないけれど、別れた家族とかへの、復習的な面当て。
想像すればキリがありません。
普通ならこんな残酷な事件は単なる キレた人間の犯行と考えるのが妥当でしょう。
でも、私は引寺利明容疑者が、キッと前を見据えた目つきを見て、精神的に飛んでいるようにも見えない。
みしろ、誰かに向けられているような、しっかりした目線。
でも、これが誰か個人へ向けられているとしたら、もっと恐い話になります。
もし、万一別れた誰かに向けられているとしたら、やはり人と人との別れは、こんなに人の人生に影響があるという事を今更、再確認いたしました。
家族であれ、恋人であれ、別れた夫婦であれ、内縁であれ、雇用主と労働側であれ、
出会いは自然に生まれても、別れ方や終結の仕方が、まずければこんな形に発展するんだという事を
思わせてくれる事件です。
こうして昨日のニュースを背筋の寒い思いで、見ていたのは私の単なる想像です。
もしかしたら、まったくの見当違いで、こんな想像も関係の無いくらい、短絡的なトリッキーな犯罪かもしれません。
しかし、こうした事件をきっかけに、人と人との関わりを大事にしないとな~と
思った事件でした。
でも、恐ろしい世の中ですね。
人に恨まれ、殺意まで抱かれる感情が 自分の知らないところで持たれているとしたら、
用心のしようもありません。
まして、全く関係の無い人が巻き添えを食うなんて、防止のしようもありません。
何の罪もない一生懸命に生きてきた人の命が、激情型の人間の犠牲になるなんて
無情としかいい様がありません。
こんな世の中を変えて行く為に、私に出来ること?
それは、ちっぽけですが、出来るだけ悲しい別れを作らないように真面目に相談に乗って行こうと
心新たに思う今日でした。
さ、またお仕事頑張ろうっと。