●なぜ人間は変われるんだと思えるようになったのか
- 2010年7月17日(土) 06:29 JST
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- 投稿者:
- 今瀬 ヤスオ
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●なぜ人間は変われるんだと
思えるようになったのか
社員50名位の
父の会社はどちらかというと
地味な方の部類に入っていただろう。
しかしバブルというものが
全てを変えてしまった。
不動産業でもないのに
市内に所有する土地は2000坪。
それを転がしていけば
何とかなる。
そんな甘い期待をしているのだから
本業に熱が入るわけもなかった。
手練のセールスマンに
そこを付け込まれて
不正な取引に手を出して
敢え無く倒産。
父の人生に
おんぶされて、抱っこされて
甘やかし放題で生きてきた私は
そのツケを一挙に払うことになった。
◎何もかも失って、ありのままの自分を
受入れやすくなったから
倒産後の再建計画の中で
個人と会社の資産処分計画だけは
100点満点で
目標通りに達成出きた。
後で振り返ると、それが幸いした。
何がしかの物でも残っていたら
そんな事になった原因を
本気で突き詰めなかっただろう。
少しばかりのもの残そうと思って
日々奔走し
「あぁ幸せになりたい」とか
「もっと楽な人生を過したい」とか
呪文のように唱えて生きていただろう。
いま60才を越えて
人生で一番前向きな気持ちになっている。
60才を越えて
生まれて初めて
人間は変われるんだと言う事を
実感している。
もちろん
商売が成功したわけでもなく
宝くじの一等賞が当たったわけでもない。
お金は近くまでは寄ってくるが
私の脇をスルリスルリと避けていってしまう。
占いの人に見てもらえば
おそらく金運はゼロかマイナスだろう。
それではなぜ前向きに生きる
エネルギーが出てくるのか・・・
ありのままの自分で良いと
思えるようになったからだ。
商売下手な自分でも
失敗ばかり多い自分でも
とにかく精一杯努力して
自分の力を出し切れば良い。
その結果を含めて
能力だと思っているから
やるだけのことをやった上での
結果は全て受入れる。
果てしなく努力しても
果てしなく結果は出てこない。
だけど毎日が楽しい。
この生きるエネルギーさえあれば
何とか生きていける。
これはおそらく
私に凄く合った生き方なのだろう・・・