時候のあいさつ

現場で使えるビジネス文章術48++ -その14-
時候のあいさつ

情報のやり取りが手紙(紙)からメール(電子データ)に移り変わり、時候のあいさつを書く機会は減っています。
しかし、今でも書面つまり手紙を送ることはありますし、メールでも時候のあいさつを述べることは珍しくありません。

この時候のあいさつ、ちょっと趣向を凝らすだけで、ぐっと印象深い手紙(メール)になるのですよ!
といっても、そんなに難しいことをするわけではありません。
簡単です。
現代語に訳すだけです。あるいは自分の身の回りに置き換えるだけです。

例えば。
8月の時候のあいさつといえば、

【風の音にも秋の訪れを感じますが】
暦の上では立秋ですが、これは旧暦で作っていますから、時候にはあいません。
これを利用します。
「暦では秋は訪れていますが、お天道様はのんびりしているようです。」とか。

【残暑凌ぎ難き候】
これは現代語訳するにうってつけですね。
「とても夏の残りとは思えない日々です。地球に申し訳ないと思いつつ、エアコンの恩恵に浸っています。」とか。

ゼロから時候のあいさつを考えるのは、それこそ時間の無駄ですが、元にするものがあれば、割とチョロいものですよ!

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