殿と様と御中の使い分け

現場で使えるビジネス文章術48++ -その15-
殿と様と御中の使い分け

手紙だけでなく、メールにも欠かせない、敬称。
きちんと使い分けていますか?

様:オールマイティな敬称。

御中:人でなく、団体や部署への敬称。

とここまでは、いいのですが、注意すべきというか、使わない方がいいのが「殿」です。
なぜなら。

殿:目上の人から目下の人への敬称です。
表彰状がそうですよね。目下の人が目上の人を表彰することはあり得ません。
だから、表彰状は、「○○殿」となっているのです。
また、官から民への手紙も以前は「殿」でした。これも明治維新以後、官は民より上位の存在だったので「殿」だったのです。
もっとも江戸時代以前は、敬称すらつけていなかったような。

もっと見る

Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加

新規会員登録

私が「悩み辞典の使い方教えます。」管理人さんに相談はこちら