●なぜ苦闘の人生は自分の役に立ったのか
- 2010年8月26日(木) 06:44 JST
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- 投稿者:
- 今瀬 ヤスオ
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●なぜ苦闘の人生は自分の役に立ったのか
負債30億で父の会社が倒産。
初めて臨んだ債権者会議の
異常な緊張感につつまれた雰囲気は
昨日の事のように
ハッキリと覚えている。
そして予想もしない展開で
再建社長になる。
破綻の原因に直接
関係していたわけでは無いのに・・・
父や同族の幹部がしでかしたことの
後始末をなぜ私が・・・
幾ら考えても答えが出てこない。
おまけに幾ら頑張っても
それが評価されるわけではない。
理不尽なことをやらされていると
芯から思っていた。
なぜ私だけが
こんな苦しい人生を
歩まなければならないのかと
自分の運命を呪った。
そんな受身の気持は
やがて恨みに変わっていった。
なぜこんな人生に巻き込んだと
父を恨んだ。
やらされたと言う被害者意識が
自分の心を炎上させた。
◎どうせ一度の人生ならば
せめて闘って生きてやろうと思ったから
恨みの人生は辛い。
恨んでも恨んでも
それは消えるどころではなく
炎の強さは
さらに増していく。
生きる力など出てこない。
魂を抜かれた抜け殻のように
なっていく。
だから恨むのは止めた。
許すことは出来ない。
でも恨むのは止めた。
とてもそんな恨みの人生は
辛くて生きていけない。
だから誰のせいにもしない。
誰のせいにも出来ないように
最後は自分で決断する。
自分の人生で華々しい成果を
あげられたことなど何も無い。
でも生きる自信はある。
生きていける自信はある。
それは重荷から
逃げる事をやめた時からだった。
問題が解決
出来ようと出来まいと
闘わずして
逃げる事をやめた時からだった。
その日から不思議なほど
落ち着いた心で生きられるようになった。