●なぜ「一攫千金」と呟かない様になったのか
- 2010年10月 2日(土) 04:58 JST
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- 投稿者:
- 今瀬 ヤスオ
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●なぜ「一攫千金」と呟かない様になったのか
再建社長時代は
「一攫千金」とか「濡れ手で粟」とか
よく呟いていたわねと妻に言われる。
何から何まで処分して
スッカラカンになったから・・・
それも外れてはいない。
でも本音を言えば
苦しみから逃れたいから
一瞬でも苦しみから逃れたいから
そんな刹那的な事を言っていた。
直ぐに効果が出る事
凄く大きな事
そんな事をばかり思いつく。
でも所詮思いつきだから
「やっぱり無理だから」とか
「タイミングを逃した」とか
出来ない理由も簡単に見つけてくる。
そんな事を10年間も繰り返して
精も根も尽きて疲れ果てた。
車のバッテリー切れの様に
スゥ~ッと心のエンジンが止まった。
再建会社の消滅を決めた時の
心の動きはそんな感じだった。
◎諦めないで少しづつ歩く
生き方もあるんだと気がついたから
自信がないから
こらえ性も無くなってくる。
自信がないから
一発逆転満塁ホームランを
期待する。
自信がないから
派手で人目につくような
仕掛けばかり考える。
そんな行動は
ことごとく裏目に出た。
そして落ち込む。
尋常では無いほど落ち込む。
そんな辛い状況を
抜け出す事が出来たのは
何でもいい
小さな事を継続してやる
という事だった。
人の能力はそれぞれに違う。
人の体力もそれぞれに違う。
だから少しづつやればいい。
休まないで、辛抱しながら
少しづつ進めばいい。
どんなことでも
毎日欠かさずやれば
それは自信に繋がっていく。
今まで見落としていた
無くてはならない大事なものにも
気がつくようになる。