「運とは?」何でしょうか?
運と言う字はウ冠に車にシンニュウと言う字から成り立っております。
ウ冠のウは宇宙(自然界)の意であります。車は輪であり輪廻であります。一年に春・夏・秋・冬のあるごとく、一日に昼夜のあるごとく、めぐることであります。
シンニュウは走ると言う字から来ております。即ち「運とは」宇宙の輪廻転生のことです。
そうした意義であることを基本として、人間の一生にも運が着いて廻るのであり、運が良いとか悪いとかは誰にでもあてはまることであり、人が生きていく上においては自然界から与えられた当然のことであります。運は自然界の影響を受けるのですから、自然界の法則を知ることは大変重要なことです。
今の自分の置かれている状況が行動の時(盛運期)なのか、あるいは備えて行く時(衰運期)なのかを知ることが、運の輪廻であり、運勢であるのです。自然界の法則が運であり、その栄枯盛衰のめぐりを知るのが運勢であります。
命を運ぶことが「運命」でありますが、命のめぐりの中で、最大限に発揮出来る方法として、自然界と人間との関係には一定の因果関係があります。
自然界の恩恵は「祐気」(その為、「祐気とり」をお薦めしております。)によって発揮され福分をもたらす反面、自然界は「尅気」(悪い気を祓う意味でも「祐気とり」実践は重要なのです。)と言う試練をもたらすのです。自然界は常にバランスの中にある事を知ることが大事です。
運は自然界のめぐりを示すものであり、そのめぐりを上手に活かすかどうかで、与えられた命が大きく開花・結実にもなり、めぐりに翻弄されて小さく開花・結実ともなり、自然界の巡りの活かし方一つで差の生じることになります。
先祖から与えられた命と言う器量(気質)が、運(めぐり)を得て、大きく成育され開花され結実を得て行くと言うことであり、運とは「時節」を示すものであります。
運は天の時を与えてくれるものであり、天の時を与えられても器量によって成就に差が生じて来ますが、運の時は均一に与えられているものであり、命と言う中に器量の元がある事を知る事です。運は流動の中にあります。
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