わが家の受験生
- 2010年11月23日(火) 09:16 JST
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- 投稿者:
- 青山 由
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わが家の次男は中学三年の受験生です。
次男の成績はお世辞でも良いとはいえないうえに、塾や家庭教師で勉強するのを嫌い
今まで自分で勉強をしていました。
そんな次男も日々の努力の甲斐あって少しずつ成績が上がっていき
志望校も決まり、ここからラストスパートと意気込んでいた時、
毎月任意で参加する定期テストの結果が届いたのですが
成績が下がり、相当焦ったようで自分から「塾に行きたい」と言ってきました。
塾や今後の勉強のやり方などで次男と話しをしていると突然、「おれ、勉強好きになる!」と言い出しました。
【勉強を好きになること=成績が上がること】だからだそうです。
わたしが、「無理して好きになる必要はないんじゃない?」と言うと
次男は意表を突かれたという顔で驚いていました。
・成績の良い人全てが勉強好きとは限らないということ。
・好きというのは自然に湧き出る感情なので、努力して好きになるものではないこと。
・好きになれなかった時に、好きになれない自分はダメだと追い込んでしまう恐れがあること。
・嫌いだけど、必要だから努力することが大切だということ。
などを次男に話すと、まだ若干、半信半疑というような顔で部屋に戻って行きました。
もちろん次男の言うように勉強を好きになれば成績は上がるでしょうし
何より自分自身がとても楽になります。
しかし嫌いな人を無理やり好きになろうと努力しても難しいように、
好き、嫌いの感情は自分の意志ではコントロールできないですよね。
だって、気が付いたら好きになってたってよく言いますもんね。
私は、嫌いだけど、辛いけど頑張らなくてはいけない時があるということをこの受験で学んで欲しい。
受験が終わった時に、「もう少し勉強すればよかった」と少々の後悔は残っても構わない。
その後に「でも自分は頑張った」と思えるように、このつらい時を受け止めて欲しいと思っています。
きっとその経験や思いは次のステップに繋がるはずだから。
次男が「勉強を好きになる」と言った時は正直とても嬉しかったです。
成績の良くない次男にとって今から勉強を好きになるという事は
相当な覚悟があってのことだと感じたからです。
でも、もしかしたら、なんとなく口から出てしまったのかもしれません。
たとえなんとなくであっても、何かを感じて発した言葉には変わりはなく
わが子のちょっとした成長を感じることが出来て、とてもしあわせな気持ちになりました。
受験生の皆さん、
志望校はもちろんのこと、勉強のやり方、理解の仕方、受験の結果も人それぞれです。
進学ではなく就職を選択する人もいるでしょう。
ひとりひとり、自分のペースで、進んでいってくださいね。
そしてこれから寒さも本番です。
身体を壊さないように体調管理にも注意して下さい。
フレー、フレー受験生!!