根とは

  • 2010年12月 1日(水) 11:30 JST
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今回は「運とは?」「鈍とは?」に続く第三の「根(こん)とは?」です。

根の要因は根気の根でありますが、植物の根に通じる要因であります。良い花を咲かせんとするには良い土壌が必要となります。そしてしっかりと根を張ることが大切であります。

花が子供であるならば、枝や幹は両親であり根は先祖にあたります。

しっかりとした土壌にはしっかりとした根が張り、多少の風雨に耐えて行くことが出来ます。代々に至る継続された愛情とか思い入れがあり、良い開花・繁栄された開花となります。人の一生に置き換えても同様です。

何気なく人は自分の成功を我が力と思い勝ちでありますが、決してそう言うことはなく良き資質に恵まれたものが背景にあります。

種を蒔いても、良く耕がやされた土壌であれば、根は深く張ることが出来ます。しかし耕がやすのは一代二代では良い土壌は生まれません。戦後日本が大きく発展した要因の中に先祖が良い土壌を作り出して来た背景があります。歴史の大切さはこうした流れや背景を知ることであり、因果応報は常に繰り返されて行くのであります。

一つの成功でも、一つの災難でも根に原因があったり土壌に原因があったりして、決して原因のないものはないのであります。

気学では人の気質と言う面を重視しておりますが、人の気質も土壌にあたる要因で生じて来ることが多い訳であり「三つ子の魂、百までも」と言うことが多く見受けられます。三歳までの成育された状況が成人になってから思わぬ幸・不幸の背景の原因になって行くことが多いのです。

特に精神的なるものは幼児期に原因があるのです。子供の気質は何通りにも分けることが出来ますが根にあたる土壌の背景で成長に差の出ることがはっきり言えるのです。

気学で「家相」を重視しているのは、こうした土壌のもたらす影響が人の気質の成長に大きく係わり合いを持つと言う思想からであります。ですから生誕時とくに三歳ころまでの家相の吉凶を重視するのであります。

根と言う面を根気と言うことで説くことが多いのですが、勿論一般的にはその方が判り易いと思います。しかし「運」と言うめぐり「鈍」と言う努力、「根」と言う資質と言うように捉えた方が気学の場合よいように思います。

よく新興宗教に入信して改宗する人が時々見受けますが、これらの行為は「根無し草」と同様、永続性に欠けて来る要因で決して行うことではなく、一族の歴史と言う土壌を大切にすることを第一と考えるべきことであります。

信仰とは自らを律し常に我が人生と自然界との一体感の中にあり、教えの教義教典よりも根にあたる先祖の良きめぐりを願いめぐりの中に、我が人生もあると言うことを知ることであります。




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