健康な美肌を目指して・・【3】石油系の界面活性剤は肌の大敵
- 2011年6月15日(水) 14:38 JST
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- 投稿者:
- 島野 孝子
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<石油系の界面活性剤は肌の大敵>
あなたは毎日、何本の化粧品を使っていますか。沢山使うほど肌を傷めていることをご存じですか?
ほとんどの化粧品作りに必要な界面活性剤には、多くの種類があり、乳化、保湿、浸透、殺菌など
多様な効果があり、化粧品作りには欠かせない材料です。 しかし中には、肌に悪い影響を与えるものもあります。いわゆる「浸透型化粧品」といわれる化粧品のことです。
この化粧品に配合されているものは、当然浸透力が高く、有効成分と一緒に肌に入っていきます。
そうすると、肌の細胞はもちろんのこと、大切な免疫細胞を傷つけることになります。
そのようなことから、毎日お手入れをかかさない方や沢山の化粧品を使っている人ほど、くすみ、シミ、シワ、乾燥肌になりトラブル肌に移行して行きます。
そして、かゆくなったり赤くなったりすると皮膚科に行き、ステロイドを使用してしまう。この悪循環に入ってしまうと、ずーとトラブル肌の繰り返しが起こるのです。
界面活性剤は、原材料によって天然由来系と石油由来系に大別されます。
その浸透力も強いものから弱いものまであります。注意したいのは、天然由来が良くて石油系がなんでもかんでも悪いということではない、ということです。
天然由来の界面活性剤であっても溶力が強いものは肌を傷めるし、石油系の界面活性剤でも溶力が弱いものが微量に入っているとしたら肌にそう影響は与えないのです。
ボトルの成分表示を見ただけでは、その辺のところは判然としません。
ただ言えることは、石油由来のものは基本的に浸透力が強く、肌にダメージを与える恐れが高いということです。
心配であるなら、メーカーに問い合わせをして聞いてみることをお勧めします。
毎週水曜日に更新します。次回は
【4】顔より手入れをしない胸元の方がキレイなわけ です。
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お楽しみに!
★前回コラム★
【1】化粧品で美肌にはなれません
【2】お肌は、排泄器官です