健康な美肌を目指して・・【6】美肌の鍵はランゲルハンス細胞です

  • 2011年7月 7日(木) 13:45 JST
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<美肌の鍵はランゲルハンス細胞です>

これまで、このコラムで何もしない肌の方がきれいで、過度なお化粧とくに石油系の界面活性剤の入った洗顔剤などが良くないことを紹介してきました。では、それらによって、なぜトラブルが起きるのでしょうか?それを理解するためにぜひ知って欲しいのがランゲルハンス細胞という免疫細胞です。 ランゲル細胞は表皮に点在し、全体の2~3%あるといわれています。このランゲル細胞がなぜ重要かといいますと、それはこのランゲル細胞は脳につながっていて、ヒフで起きたことを脳に伝えているからです。
 
外気に接している表皮はいろいろなことが起きやすい場所です。傷ついたり、ウイルスや細菌が侵入したりします。ヒフの表面に点在しているランゲル細胞が、ヒフで起きたことを脳に連絡すると、脳はそれに対応する指令を出します。傷つけばそれを直す指令を、ウイルスなどの侵入を受ければ退治する指令を出して、私たちの体を守るのです。いってみれば、脳は司令官、ランゲルくんは見張り役です。
 
この仕組みを「自然治癒力」、免疫系といいます。免疫系の中でランゲル細胞は見張り役として非常に重要な働きを担っているのですが、ランゲル細胞が正常に働かなくなると、免疫系は機能しなくなるのです。
 
美肌も健康な免疫によって維持されています。大事なランゲル細胞が正常に働かなくなると情報が脳に伝えられず、いろいろな弊害が起きるのです。その一つがトラブル肌です。


   毎週水曜日に更新します。次回は

   【7】ランゲル細胞を破壊する石油系界面活性剤 です。
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   お楽しみに!


★前回コラム★
【1】化粧品で美肌にはなれません
【2】お肌は、排泄器官です
【3】石油系の界面活性剤は肌の大敵
【4】顔より手入れをしない胸元の方がキレイなわけ
【5】「肌も腸も詰まらせない」、それが美肌の秘訣です

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