Re婚塾【夫に母性を求めるな】
- 2011年7月11日(月) 11:25 JST
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- 投稿者:
- 村越 真里子
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「夫に母性を求めるな」・・・当り前の事ですが、男性には父性があり、女性には母性があります。
そういう役割分担で家庭を守り、子供を育てると理想的な家庭を築けると思いますが、いざ、夫婦間に問題が発生し溝が生まれると、この役割だけを問うても、問題は解決できません。
乱暴な言い方かもしれませんが男性には父性は求めても母性を求めるのは・・・・というテーマで今回はお話します。
特に問題が浮気事件の場合は、父性や母性から離れた所で、事件は起きている訳ですから、そこを元に戻そうと、自分の父性や母性をアピールしても、そういう日常から離れた事を求めるのが浮気なのです。
例えば夫の浮気に気付いた妻が、ご主人と話し合い、「お願い、浮気は止めて」とばかり妻は「私にも悪いところがあったわ、これからは家事もきちんとするし、あなたにももっと優しくするわ」と言ったところで中々願いは通じません。
また「パパが必要だから、家庭に留まって」と懇願しても、それは家庭が大切という母性の声なのです。
家事協力も育児協力も、どちらかというと母性で出来る行為です。この点において夫という男性に母性の面で訴えかける事の意味がどれだけ無意味か、と思うのです。
もちろん男性には母性がないという意味ではありませんが、男性にとって母性愛で訴えられるより父性に訴えかけられる方が、よほどか判りやすいと言いたいのです。
そういう意味で、男性の良心に問いかけるなら、「父性」に訴える方が・・・・・ 子供にとってパパが大切、家族として必要・・・というよりか、「私にはあなたが必要なの」と言う方が、よっぽど「男性」としての自意識を刺激します。
こうして書くと、すべてが作為的な感じがしますが、例え作為的であろうとなかろうと男性は男の部分を刺激されり、褒められたりする方が、やはり気持ちよく素直に受け止めます。
つまり役割分担で、その役割を求められるより、「男性」として頼りにして尊敬していると立てる方が、ぐっと心に入るのです。 私も若いころ、そうしたおべんちゃらを言うのが苦手で、何でも本音で話を出来るのが正直でいいと考えていました。
特に、こちらも腹にすえかねることがあれば、言葉を飾らず、真っ向勝負をしようとする性格で・・・つまり男気性でした。
しかし、一旦溝が出来た夫婦が正直に話をするほど、棘とげしいことはありません。言葉というものは、良好な関係性の場合は、多少粗削りでも通用しますが、心が離れているときには、むしろ丁寧に説明し相手を立てる事が必要になって来ます。
夫には男性性(だんせいせい)をくすぐる事が大切です。
何も取ってつけたようなお世辞をいう必要はありませんが、私がうまくいかなかった点は私の性格も「男」なのです。
男が男と向き合えば、ぶつかるに決まっています。
でも私は、女性的な優しさで夫に訴えることが出来ず、正論を言えば通じるとかんば得ていました。
これは私の男性的な性格のせいでもありますが、女性的な事への「照れ」もあったり何か作為的な事だと感じていたのだと思います。 でもやはり相手の心に訴えかけるなら、通じないよりかは通じた方がいいので、作為的というより、効果的と考えるべきでしょう。
通って来た道だからこそ、言えることがあります。
真っすぐが相手に通じるとは限りません。
硬い石は水をはじきます。柔らかくなったスポンジは水をいっぱい吸い込みます。相手の気持ちを柔和させてこそ、こちらの意思が通じるのです。 同じ事なら、通じた方がいいに決まっている。
私の性格は男性的で、お世辞が苦手で、まっすぐで嘘が嫌いです。
でも、時としてはこの男性的な事が、災いすると思います。
相手によっては「嘘」ではなく「方便」で話す事も必要だと思った今日、この頃です。
はァ~それにしても暑いですね。皆様お身体を大切に。