ストレス緩和の 『三種の神器』 は、 「カルシウム」 「ビタミンC」 「マグネシウム」 です。
現代のようなストレス時代には、神経の興奮を抑制する働きをする、この 『三種の神器』 と上手にお付き合いすることが大切です。
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カルシウムは、血液中の濃度が減少すると神経や感情のコントロールがみだれ、イライラの原因となります。
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ビタミンCは、ストレスに対抗するための物質、副腎皮質ホルモンの生成を手助けします。
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マグネシウムは、 「ビタミンC」 と 「カルシウム」 の代謝・吸収の手助けをするミネラルです。
これらは、小魚、干物、豆、海藻類、そして野菜全般を充分食べている限りは不足しませんが外食が多くなると、とたんに不足がちとなります。
インスタント食品や清涼飲料水、コーヒー等を多くとると、カルシウムの吸収がうまくいかず体の外に排泄されやすくなります。その上に睡眠不足が続くと尿中にカルシウムが出てしまうので要注意です。
また、チョコレートに含まれるシュウ酸もカルシウムの吸収を妨げるので、これらが含まれている食品も避けたいものです。
【チョコレートと牛乳】
カルシウムとの相性の良くないものに、チョコレートと牛乳があります。
牛乳には豊富な蛋白質やカルシウムが含まれますが、チョコレートを一緒に食べると、チョコレートに含まれるシュウ酸と牛乳のカルシウムから、体内で分解されにくいシュウ酸カルシウムが生成されてしまいます。せっかくのカルシウムが吸収されないだけでなく下痢を起こしたり、子供の成長発育にも影響を与えます。
【ビタミンCと喫煙】
ビタミンCは、ストレス以外に喫煙によって大量に消費されます。
パセリやブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜、レモンやいちごなどの果物を多く食べましょう。(果物は夜より朝に食べることをお勧めします。)タバコを吸う人は止めるのが最良の手段ですが、止められない人はせめてビタミンCを多く含む食品を普段から摂取するようにしてください。
【マグネシウムとお酒】
アルコールを多く飲む人は、アルコールの代謝の際にマグネシウムの消費が多くなるので、より多くのマグネシウムをとる必要があります。つまみに豆類をお勧めします。
==まとめ==
1.1日3食きちんと摂る。
主食(ごはん・パン・麺・シリアルなど)、主菜(肉・魚・大豆製品・卵など)
副菜(野菜・果物など)がそろったバランスのよい食事を摂りましょう。
2.偏食しない。
菓子パン、インスタントラーメンなどはなるべく食べないようにして、
缶ジュース、コーラ、缶コーヒーなども極力控えること。
3.よく噛んで、ゆっくり食べる。
リラックスした食事は、栄養吸収がはかどります。
またよく噛んで食べることは、食べ過ぎで消化不良ぎみになるのを防ぐにも
良い方法なのです。
頑張って実践して下さい。