家庭内のみならず、職場でも深刻化しはじめているモラル・ハラスメント。
かつての姑による嫁いびり、おツボネ様の新人いびりetc.
日本はモラハラを生みやすい土壌なのかもしれません。
モラル・ハラスメント(言葉による暴力、精神的虐待)が、たんなる「いじめ」で済まされない理由は、その構造のわかりづらさ(周囲の人に、その深刻さをわかってもらいづらいこと)です。
①目に見える傷とは違って、当事者がその状況に置かれていることに気づくのに時間がかかる
②その状況が問題であることに気づいても、脱け出す勇気をなかなか持てないこと
③脱出したあとも長くPTSDなどの精神的苦痛が残ること
④モラハラ被害者の特性からすると、多くの場合、脱出したあとになっても、「自分だけが楽になってしまって、相手に悪いことをしたのでは?」と後悔の念が残ること
⑤PTSDの状態を被害者自身が理解し、うまく折り合っていかないと、フラッシュバックからパニック障害のような深刻な状況にも移行しかねないこと
目に見えない傷であるだけに、当事者でなければわからない多くの苦しみを伴います。
解決の糸口は、「同じ境遇を味わった人どうしが支えあうこと」。
その確信にもとづいて、書籍やウェブからの情報、無料相談などで知りえたさまざまな情報を分析しつづけ、個人を傷つけない範囲を守って、ひとりでも多くのかたのお話を傾聴し、情報提供し、 わかち合うことに力を注ぎたいと思っています。