人はみな健康こそ一番大事なものと心得ているはずです。しかし、現代社会には沢山の罠が仕掛けられています。
その一つが 「便利」 です。便利は楽だし時間を短縮できます。江戸時代は早馬で4~5日かかった東京~大阪が、今や新幹線(のぞみ)で155分。現代であるからその恩恵を享受するのも自然の流れであり、正に便利は得した気分になれます。
逆に、日常のささいな 「便利」 は気にも止まりません。栓抜きが良い例です。栓抜きなしでフタを開けようとしたらすぐに困ってしまいます。こういう 「ささいな便利」 をやり過ごさず、
時折意識して工夫することが大切です。
<100円ライターを栓抜きがわりにしてみる>
(栓抜きなしでフタを開ける工夫を紹介!)
1.フタの周囲を圧迫するようにボトルのネックを握る
2.ボトルを握っている手の親指の上で、ライターをフタの下にあてがう
3.ボトルを握っている手の親指をテコの支点にして、ライターでフタを押し上げる
このような工夫が欠如すると、実生活において
・歩きで行くには遠いと自転車に乗り (自転車は便利である)
・自転車では無理な距離だからと自動車に乗る (自動車はさらに楽である)
・体を使わず中年太りしたのでスポーツクラブに通う (まずは歩くなどを考えない)
・挙句、運動帰りにエスカレーターに乗ってしまう
(喝!
このように、本末転倒の世界が拡散するばかりです。
いったい健康志向はどこにあるのやら・・。
こういった楽ばかりを求める無頓着な人生が、便利にやられた病気そのものなのです。