「便利」 を工夫する

  • 2011年8月 9日(火) 16:59 JST
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人はみな健康こそ一番大事なものと心得ているはずです。しかし、現代社会には沢山の罠が仕掛けられています。
その一つが 「便利」 です。便利は楽だし時間を短縮できます。江戸時代は早馬で4~5日かかった東京~大阪が、今や新幹線(のぞみ)で155分。現代であるからその恩恵を享受するのも自然の流れであり、正に便利は得した気分になれます。

逆に、日常のささいな 「便利」 は気にも止まりません。栓抜きが良い例です。栓抜きなしでフタを開けようとしたらすぐに困ってしまいます。こういう 「ささいな便利」 をやり過ごさず、時折意識して工夫することが大切です。

<100円ライターを栓抜きがわりにしてみる>


 (栓抜きなしでフタを開ける工夫を紹介!)
 1.フタの周囲を圧迫するようにボトルのネックを握る
 2.ボトルを握っている手の親指の上で、ライターをフタの下にあてがう
 3.ボトルを握っている手の親指をテコの支点にして、ライターでフタを押し上げる

 このような工夫が欠如すると、実生活において

 ・歩きで行くには遠いと自転車に乗り (自転車は便利である)
 ・自転車では無理な距離だからと自動車に乗る (自動車はさらに楽である)
 ・体を使わず中年太りしたのでスポーツクラブに通う (まずは歩くなどを考えない)
 ・挙句、運動帰りにエスカレーターに乗ってしまう (喝!

このように、本末転倒の世界が拡散するばかりです。
いったい健康志向はどこにあるのやら・・。
こういった楽ばかりを求める無頓着な人生が、便利にやられた病気そのものなのです。

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