＜顔は石鹸で洗いましょう＞

これまでランゲルハンス細胞が肌免疫に果たす役割や、弱酸性化粧品が肌に良くないことをなどを述べてきましたが、では実際にどのような肌の手入れが、肌の健康にとっていいのかを今回から紹介します。 まず、すぐにできるのは洗顔を見直すことです。洗顔用のクレンジングやフォームなどいろいろな商品が出回っていますが、多くは界面活性剤を含んでいます。とくにアイシャドーを落とすための専用クレンジングは、強力な洗浄力があります。

クレンジングの中にはお風呂洗い用の洗剤より強いものもあり、これらの商品を毎日使っていると、肌は乾燥してやがてトラブル肌になってしまいます。肌トラブルが表れるまでには個人差がありますが、もともと肌の弱い人は数年で、丈夫な人でも中年期になると肌トラブルの状態になってしまいます。

ではどんな洗顔料を使用すればいいのでしょうか？

答えは石鹸、です。皆さん意外に思われるかもしれませんが、石鹸を普通に手で泡立てて、その泡で顔を優しく洗うのが、肌の健康にとって一番いい方法なのです。高価な高級石鹸はいろいろな成分を配合しているので、むしろ安い普通の石鹸がベストです。シンプルな配合で、アルカリになっている石鹸です。高級石鹸は「高価な有用成分を配合」をうたっていますが、すぐに洗い流してしまうのですから、意味がありません。間違っても弱酸性石鹸は使わないでください。


　　　毎週水曜日に更新します。次回は

　　　【12】貴女の化粧品は大丈夫？　です。
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　　　お楽しみに！


★前回コラム★
【1】化粧品で美肌にはなれません
【2】お肌は、排泄器官です
【3】石油系の界面活性剤は肌の大敵
【4】顔より手入れをしない胸元の方がキレイなわけ
【5】「肌も腸も詰まらせない」、それが美肌の秘訣です
【6】美肌の鍵はランゲルハンス細胞です
【7】ランゲル細胞を破壊する石油系界面活性剤
【8】弱酸性化粧品は肌荒れのもと
【9】アルカリが肌にいいわけ
【10】美肌の湯は、アルカリ温泉です