【Re婚塾】「嘘発見器が欲しい?」

また何とも勇ましいテーマ。
私は日頃、夫婦の相談を受け、その80%くらいまでがパートナーの浮気問題です。

実は、私に寄せられる相談の中で、いつも私を悩ませる事。
それは「事実」と「虚実」です。

私はこの様な仕事をしていて、本当は対話方式で相手の心が読めればそれに越した事はないのですが、相手が心の内を隠そうとしている人との対話には、「嘘発見器」がほしいと思う事があります。

心の中を簡単に覗けたら、どんなに対話がスムーズにいきます。
「離婚をしたい」と言葉では言っても、本音は離婚なんてしたくないのです。
単純なことなら、胸の内と言う事で想像はつくのですが、屈折している方(失礼!)も居る為、いろいろ回り道をしなければ、内心を覗いしれない場合も多々あります。

そんな時に、私は警察関係や司法の本をよく読みます。
特に警察や刑事のOBの方が、取り調べの時の心理作戦を書いた本などは、仕事を離れておもしろいと感じるのです。

で、今日は取り調べの話とはちょっと反れますが、「嘘発見器」の事について、耳にいれた情報があるので、書きたいと思います。

私は相談者から、頼まれて「パートナーが何を考えているか判らないし、話してもくれないから、先生から聞き出してほしい」と頼まれる事があります。

そこでそのパートナーさんも同じように夫婦関係を修復したいと望んでいてお互いにその方法が判らないだけなら、私との対話も意欲的です。

しかし、実はパートナーが浮気をしていて、できれば伴侶の味方と思われるこの村越には心を開いてたまるか、と、取り調べにくるような感じで、当方にお越し下さった場合は、本当に、堅い岩のような構えです。

それでも角度を変え、時間を掛ければ、いろいろな事が見え隠れするのですが、出来れば、嘘発見器があればな~と思うのも、実はの所です。

ところで、普通嘘発見器というと、皆さまはどんなイメージですか?
私は波型の波形が、嘘をついた時に大きくぶれるというのが、その認識です。
アメリカの映画などでは犯罪心理学者などが、犯人に対して、嘘発見器を掛けて、心理テストのような事をする・・・・
その時に、嘘をついた時に大きく針がぶれるから、そこをチェックすると思っていました。
でも実は、学者とか、刑事は、ぶれなかったところを、本当は検証するのだそうです。

とういうのは、私も心を開いてくれない、いや、開いてはならないと、満身創痍でこられる方には、やはり骨が折れるのですが、実は相手も、大変な構えで覚悟をしてくるのです。
まるでこちらの質問にあらかじめ答えを準備してリハーサルをしてきているようです。

ですから、聞かれてはまずい事などには、逆に微動だにせず、落ち着いて答えるのです。

或る程度正直者なら、動揺も隠せないでしょうけれど、自分の浮気などがある場合、
それを続けて行く為には、ちょっと突かれたくらいで、正直に白状するはずがありません。

そういう意味で、嘘発見器に反応しないくらいの練習はしているのです。

ですから、本当に調べる側が拘るのは、通常の反応よりも、何も反応をしないところがあるのです。
1丁目1番地の質問に、動揺をするのは判るのですが、2丁目2番地の質問の方が逆に確信をついた所の質問なのに、何も反応がないと言う事に注目をするのです。

そういう意味で、嘘をつく人は、何も考えていない人よりかは、考えているのですから、巧妙である事には違いがありません。

私はこの、嘘発見器は実は、「反応の無い事が、反応だ」と言う事が、膝を叩きました。

そこで日頃の相談業務に目を向けますと、相談者は、何らかの疑いをパートナーに抱き、それを話し合いで解決したいと願い、自分の疑問をパートナーにぶつけます。

しかしこの時点で、相談者は問い詰めたら、改心してくれると期待して、話し始めるのですが、浮気をしている本人の本音は「ばれた~まずい!」であっても、相談者が「ばれたから、浮気相手と別れてくれる」と言う事とイコールにはならないと言う事が多いのです。

そういう意味で、どうしたら自分の夫が…妻が・・・浮気相手と別れるにはどうしたらいいかという事が希望の相談者ですが、ばれたから別れると言う事は別物だとお気づき頂きたいのです。

特にいつも思うのは、こういう時のパートナーとの話し合いは、相手を信じたいと言う気持ちがあるのと、信じなくては先に進めないという事から、つい相手の言い分を信じてしまうという事になるのですが、実はここにパートナーの色んな嘘が含まれていると言う事に気付かないのです。

ここは心理学の中で言われる「人は求める答えにしか、答えを求めないし、受け入れない」
と言う事が言えます。

ここで警察が使う、「嘘発見器」でもあれば、色んな事が解明出来るのにな~なのですが、実は嘘が判った所で、真実に対処する方法が判らなければ、事実が解明出来ても意味がありません。
「お願い精神」で話し合いは、騙されてしまうので、色んな事実にひるまない、強い心を持ちたいものですね。
疑いを持ったからには、その疑いを晴らして貰わねば、やっていけません。

では、その疑いを晴らすのは、パートナーの役目ではありますが、実はその弁明は伴侶の為なのか、パートナー自身の為なのか、せめて、相談者はそれを見極められるくらいの洞察力が、人生には必要です。

今までは、相談者にとっては、優しい愛すべきパートナーであったかもしれませんが、人は変わります。

でも、変わっていないと思ってくれるほうが、やり易いので、今までどうりのパートナーを演じるのです。
「嘘」だと思うと、話に角が立ちます。
パートナーを信じるな、というのも、行き過ぎではありますが演技だと思うと、理解出来ませんか?
様は、今、パートナーは役者なのです。
そう考えれば・・・・・・・・
やっぱり、癒されないか・・・・・・・

でも、こんな風に、違った方面から、観察する事は大事ですね。
では今日はこれまで。

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