＜貴女の化粧品は大丈夫？＞

（簡単にできる化粧品の実験）

女性の方なら、普段からメイク落とし用のクレンジング剤や日焼け防止のＵＶクリームなどを使用していると思います。使用している多くの化粧品には界面活性剤が配合されていますが、石油系のものは肌を傷めます。貴女が使用しているクレンジング剤や化粧品を見極める簡単な実験方法があります。 まずアクリル性のファイルなどに油性のマジックインキを使って文字でも何でも書いてみてください。乾いて落ちない状態になったら、その文字の上にお使いのクレンジング剤を乗せてこすってみてください。

落ちなければいいのですが、たいていのクレンジング剤は落ちると思います。同じように、バスマジックリンのような洗浄剤でこすってみてください。すぐには落ちないと思います。意外と思われるでしょうが、こちらの方が落ちが悪いのです。石鹸でも試してみてください。石鹸も落ちませんね。化粧品や洗浄剤に含まれた成分（石油系界面活性剤など）がマジックインクさえも溶かして、汚れを落とすのです。

次に肌に書いてみてください。強い溶解力を持ったクレンジング剤は肌に書いたマジックインクを落とすことができます。マジックリンなどの洗浄剤よりも早く落ちますね。クレンジング剤の多くは、マジックリンより強力な溶解力があるのです。

これだけ溶解力の強い化粧品を長年使用していると、皮膚を傷め、肌のくすみや老化を早める原因になります。ファイルに書いたマジックインクを落とすことはできなくても、肌に書いた文字を落とすことができる、これが理想のクレンジング剤です。簡単な実験ですので、一度試してみてください。


　　　毎週水曜日に更新します。次回は

　　　【13】肌を傷める原因　です。
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　　　お楽しみに！


★前回コラム★
【1】化粧品で美肌にはなれません
【2】お肌は、排泄器官です
【3】石油系の界面活性剤は肌の大敵
【4】顔より手入れをしない胸元の方がキレイなわけ
【5】「肌も腸も詰まらせない」、それが美肌の秘訣です
【6】美肌の鍵はランゲルハンス細胞です
【7】ランゲル細胞を破壊する石油系界面活性剤
【8】弱酸性化粧品は肌荒れのもと
【9】アルカリが肌にいいわけ
【10】美肌の湯は、アルカリ温泉です
【11】顔は石鹸で洗いましょう