こうすれば悩みから抜け出せる!(感情を感じる事の大切さ)
- 2012年11月 7日(水) 11:16 JST
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- 投稿者:
- のぶさわ 正明
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皆さんこんにちは。「心の相談ルーム」オアシス大阪で心理カウンセラーをしております、のぶさわです。
全ての悩みは「思考」(大脳新皮質)から生じます。
ですから、悩みから抜け出すには「思考を停止」させれば良いのです。
では、悩みから抜け出す=思考を停止させるにはどうすればいいのでしょうか?
まず、一番シンプルな方法は「外界に意識を向けて五感で感じる」という事です。
今あなたがいる場所で五感を通して入って来るもの・・・。
「何かの音や声」、「目に映るものの色や形」、「風や気温」、「匂いや口の中に残ってる味」、「手や足が触れてるものの感覚」・・・。
もしかしたら「きれい!」とか「いい匂い!」とか「心地よい!」等と思うかも知れませんが、この段階はまだ「思考」です。
まず、そういった「感情にまつわる形容詞」が浮かんで来たら、自分に質問してみます。
⇒例えば「”きれい”って思って私は今どんな気持ちになってるかな? その”気持ち”が身体と繋がってるとしたら、どこにあるかな? 頭? 喉? 胸? みぞおち? お臍の下辺り?・・・」と”心の眼”で探って行きます。
なんとなく”ここかな?”と感じる場所があれば、心の眼でそこに集中し続けます。
もしそこに、色や形、音や匂い、触感等が感じられれば、「興味と好奇心」を持って、感じ続けてみます。
この状態は「思考」(悩み)から離れて「感情」(大脳辺縁系=悩みが絶対的に生じない無意識の部分)にアクセスしてる状態です。
そして、これがマスターできれば、今度はダイレクトに悩みの感情に向き合えます。
その為のヒントとして、(臨床現場では少し違ったやり方をしますが)以下の方法を試してみて下さい。
<悩みから抜け出す方法>
①「今の悩みは、どんな気持ちの状態の時は生じないだろう?」と自問する
②「その気持ちに少しでも近い状態になったのは、一番近い時で言うと、いつだったかな?」と自問し、過去の記憶をたどり、その場面を思い出す。
③その場面を思い出し、上記のやり方でその時の「気持ち」を感じ、身体のどこに繋がってるかを探って、そこに集中し続ける。
④今の悩みを具体的に思いだし、その時の気持ちを同様に身体で感じ集中し続ける。
⑤多分、「③」で感じた気持ちと「④」で感じた気持ちとでは、感じる身体の場所や、色や形が違うはずなので、「一緒にできそうか?」をその二つの気持ちに聞いてみる。
⑥(直観で)一緒にしても大丈夫そうなら、その二つの気持ちを(イメージを使って)一つに重ね合わせ、一つになった 気持ちを同じようにフォーカスして感じてみる。
⑦(直観で)無理そうな場合は「葛藤の解消」か「ポジティブ感情の強化」が必要なので、「③」の気持ちを感じる場面をできるだけ多く思いだし、毎日の出来事の中でも見出してゆき、「③」の気持ちの集中を数多く行う。
⇒もし、このやり方が一人では難しい場合や「心の葛藤」や「心の傷」が大きすぎる場合は、お気軽に「心の相談ルーム」オアシス大阪 までお問い合わせ下さい。
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