今後を信じる

堀野 節雄

はじめまして、悩み辞典回答者の堀野です。
　ご相談の内容から判断すると、今回は指導だけで終了するように思われます。当然、指導の記録も残らないと思います。今後のお子さんの行動を信頼することが大切だと思います。ただ、何回も繰り返されるとそのことが記録に残り、いわゆる処分になることがあります。家庭裁判所で、審判が行われ、場合によっては少年刑務所送致になることがあります。しかし、この場合も万引きだけで、家庭裁判所以上の措置は行われることは、まずないと思います。お子さんを信じ、家庭としてお子さんを支援できることはないか、家族ぐるみで取り組まれることを勧めます。
　いわゆる少年法の考えですが、少年の場合は、成人と違い、事件を反省し、更生することが大いに期待できるという考えから制定されています。少年の時の様々な経験は、経験があった者と何もなかった者との、成人になってからの生き方に大きな開きを与えるほど影響を与えます。むしろ、よい経験であったと後に振り返られるような、これからの人生を期待する方がよいと思います。
　ご参考になさってみてください。

回答日時：2009年8月31日(月) 17:17 JST

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