追記いたします。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

ご相談ありがとうございます！
相談内容、読ませていただきました。


前回のご相談の回答を書き込んでいた矢先に、同じご相談が再度来ていた様子で、
同じご相談内容ですが文面が前回と違いますので、それについてすこしだけ追記させていただきます。


やはりお母様とご息女の関係が新たなステージに入っているというか、
子供も成長していますので、今までも様々な試行錯誤をされているかと拝察いたしますが、

あらためて関わり方の見直し（見直し、は否定的な意味ではなく発展的な意味でとらえてください）をしてみてください。


心情が揺れていることは間違いないので、そこはいたわってくださればと思います。

一方で、居心地の良いように関わる、というのが「本人の気に障らないように」という意味にならないようにしてほしいと思います。


親が子供に言いたいことも言えない状態というのは健全とはいいにくいと思います。
（不安定な状態の人に、伝え方を工夫することはたしかに必要だと思いますので、
伝え方は考えた方がいいと思います）


ですから、伝えたいことは伝えてほしいと思いますので、
もし現在言いたくても言えない状態であるならば、
今２人の関係が、言いたくても言えない状態であるということそれ自体を伝え、

そんな親子関係にはしたくないと思っている、と断り置きしておくなど、
今後の関わり方における、お互いの共通認識の中に盛り込むようにしてください。


「やっぱりあなたの幸せを願っているし、あなたも大人になってきているから、
あれこれと口ばかりだすことはなくなってくるとしても、
本当にこれは伝えたい、と思う大切なことについては、しっかりと伝えたいと思っている。
親が子供に本気で伝えたいことさえも言えないなんて、健全じゃないと思わない？」

といった形で質問してみてもいいかと思います。


それと、居場所がないという表現についてですが、
単に自分勝手にやりたいという自分中心の考え方から来ている言葉かもしれませんし、

なにか目標ができて、自主独立の精神に目覚めた結果かもしれませんし、

家庭の中で自分が愛されていない、受け入れられていない、と感じてきた結果なのかもしれません。

それらが複雑に混ざり合っている状態なんだろうと思いますが、
今までの関わり方をふりかえって、今後のより良い関わり方を再考してみる前向きなきっかけにしてほしいと思います。


いずれにしても前回の回答を参照していただいて、
コミュニケーションができる状態こそが健全な状態であり、
お互いにとって必要なことであるという共通認識をお互いが持つことをこころがけてくださればと思います。

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回答日時：2009年9月24日(木) 03:24 JST

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公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ

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