相談&回答 |
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回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:30代/女性
母親の借金のことで悩んでいます。
父親名義で130坪の土地と家を担保に4000万円の借金があります。
街金融で3200万円その他は友人だそうです。
現在父親は年金収入のみで、母親は働いていますが、ちゃんとした収入はありません。
借金の名義は母親で担保の了解を父親がしているという状況ですが、父親は内容を理解せず印鑑を押した感じです。
現在返済ができず母親が税理士さんという人を紹介され相談したところ、土地を半分売却して、残りを住宅ローンの安い金利のもので、私が借りるようにアドバイスしました。
その話を聞いて拒否していますが、父親が生きている間は今の家に住まわせてあげたいと、しつこく問われています。またお金を借りている人には私が借りる話が進んでいるようでその人からも電話があります。母親は私が小学校の頃から借金(人の保証人)がありそのとき父親が1500万円銀行で借りて定年まで払いました。そんな状況をみてきているので私は借金をしないように生きてきました。今までも母親に合計で500万位は貸しています。姉がいますが、姉も同じで、もちろん返してはもらえていませんが、子供は親のためにここまでしないといけないのでしょうか?母親が周りに人はみんなあなたの子供は親を助けないのか、と言っているそうです。
嘘の住宅ローンなんて成立するのでしょうか?両親を助けるってどうすることなのでしょうか?
私がお金を借りる事なのでしょうか?アドバイスをお願いいたします。
30代/女性 | 日付:2009年11月 1日(日) 19:26 JST | 閲覧件数: 5,219
ご相談ありがとうございます。
法的視点でご相談文を整理すると次のようになります。
(1)事実確認
ⅰ借金明細:借主/母、借入額4000万 貸主/街金融3200万・友人800万 担保/父名義土地建物
ⅱ債務整理提示案:父名義130坪中65坪売却、残65坪土地と建物を売主/父、買主/相談者と仮装して、住宅ローン取組み、銀行等から不正に融資を引き出す
(2)現状分析
相談者さんは、その借金の保証人になっていなければ、返済義務はありません。
紹介された「税理士」の提案は、違法・不法に不正な融資を引き出す手口の可能性が高いです。相談者さんがその提案を拒否し、ここで相談されたのは賢明な判断です。
(3)対処法
ご両親の借金は、ご両親の自己責任です。「子」である相談者さん姉妹が肩代わりする必要はありません。
ご両親の借金解決については、多重債務を専門にしている司法書士・弁護士に具体的に依頼して法的措置による 対応をすべき段階だと思われます。
最後に、親子の情に流され、共倒れになるケースは珍しくありません。親子だからこそ、きちんと裁判所の力を借りてでも正攻法で多重債務の解決プランを示してあげることが真の親孝行だといえるでしょう。
いずれにしても、スムースに現状が打開できますよう願っております。
回答日時:2009年11月 2日(月) 13:31 JST
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明日家族会議をします。回答を頂いた内容が最善だと思います。一番邪魔をしているものが、情です。わかっていても決断するのは勇気がいります。母親のつらい顔をみることになります。
今私にできる事は、借金の肩代わりではなく、借金を無くす事と考えています。土地と建物はなくなりますが、それも仕方ないですね。
ありがとうございます。明日行ってきます。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2009-11-03 |