未だに夢が叶わず、金銭的な誠意もないということが「彼」という答えです。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

最初から彼はやすこっちさんを騙そうなんて気はないと思いますが　やはり詰めが甘かったです。
夫婦なら　どれだけへそくりを出しても　貯金が無くなろうと　文句は言えません。
でもやはり結婚するまでは他人なんですから　「お金の事だけはきっちりしようね」と借用書くらいを書かせておけば
例え紙切れでも　金額に責任が出来、300万円もの大金に膨れ上がらなかったと思います。
もしくは　前に貸した分を返すまでは次は貸さないとか多少シビアにしておくべきでした。
そうしていたら　返さないという時点で　やすこっちさんは　もう少し早い時期に彼の本質を見破っていたかもしれません。

そして次に　4年という時間の長さです。
（もちろん　何でも焦って物事を決めろという意味ではありません）
4年の時間が愛情も冷めさせてしまったのだと思います。
これは　特に医学的な説明は省きますが　人間の脳は恋において　半年がピークで、持ちこたえて1年半だそうです。
もっと言えば　男女の愛情ホルモンのサイクルは4年がピークで　本当を言うと4年で離婚をし、その都度、結婚をするのが
一番フレッシュな愛情が持続するらしいのです。
こういう観点から考えると　最初は頑張るけれど　恋愛をして1年半以内に結婚に以降しても　後は相当努力をしないと長続きしないという事になります。

こうして結婚ですら　継続するにはかなりの努力が必要なのに　結婚していない何の責任も発生しないカップルが　4年も付かずず離れずの関係であれば　別れが来るということの方が自然なのかもしれません。

だからやはり結婚していないカップルは責任が取れないという前提でしか、お金を出し合うというのは危険だという事です。

私は何も　脳科学的な分析でしか　答えはないとは言いませんが、籍の入っていない男女がお金を出し合う時、
それは　「応援」という意味ですから、回収は難しいのでは？と思います。
そして　彼を信じて賭けた時間というのも　「人生の勉強」と捉えるしか　仕方がないと思います。
でも　彼のお陰で　これから出会う人には　「男のくせに女にお金を無心するのは　例え夢があっても堅実ではない」と
見極めるだろうし、本当の男の力って何だろう？と気付くはずです。

そして彼は夢を持っていたけれど　その影で支えてくれた彼女より、未だに実現しない夢を追うことの方が大切だとなると
これはやすこっちさんが人生を賭けて支える価値のある人かどうか、もうここで結論は出ているはずです。
人生には　こんな回り道もあるので　これからは　石橋を叩いて渡るようにしなくてはね。
私は泣き寝入りと言う言葉は嫌いですし　女性が細腕で貯めた300万円の価値は分かっているつもりです。
しかし、彼を支えるという言葉の中に　お金で支えるという事は自分への為でもあったと思います。
毎月　「また来月な」と言われ続けても、4年も我慢し続けたことは　やはり彼を失う事が恐かったことも無かったでしょうか？
そりゃお金は返ってきて欲しいのが本音ですが　純粋に支えるという事は　無償の愛ですよ。
見返りは期待できないのが　無償の愛ですから　泣き寝入りというのとも　ちょっと違うかもしれません。

でも　昨今、「婚活詐欺」とか　「出会い系殺人」とか物騒な事が多いですね。
まさか　やすこっちさんの彼がそんな人という意味ではありませんが　殺人に及ぶ人も最初からそんなつもりじゃなかったと言います。
ただ　別れ話や　お金の事を巡って　言い争いになって　勢い余って殺してしまう事になるようで　最初から殺人しようというケースは本当は少ないそうです。
だから　こじれない事が　危険から身を守る事だとしたら　変な事にならずに済んだという考え方もあります。

どうでしょうか？彼と結婚しないですんだことは　ある意味　また別の方と出会わせてもらえる人生のチャンスだと思って
別れを潔く受け止めませんか？

でも、どうしても渡したお金を取り戻したい場合は　行政書士のところへ行き　内容証明書で返金請求を書いてもらっては如何ですか？口約束でも　有効な約束と思います。

頑張って下さいね。

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回答日時：2009年11月14日(土) 02:21 JST

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