「お酒もギャンブルも浮気もしません」・・・・だからかなストレスが溜まるのは？

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

えみさん、ご主人は一体　この世の中の何に反発しているのでしょうか？
これは　いかに離婚相談を沢山受けた私でも　判りませんが　一緒に生活をされていたら
過去の出来事や　育ってきた環境、そして親御さんへの気持ち、そんなところに原因が見い出せませんか？
ここを　えみさんが考えてみて　同情を禁じえないものでしたら　大いなる愛情で理解をしてあげて欲しいのです。
いろんな性格の歪や考え方は　本人が変えたいと思ってこそ　初めて変える努力が出来るのですが
周りがいくら迷惑していても　本人が変えたいと思わない限り　難しいと思います。
ご主人の言動は少々異常なところはありますが　会社ではどうなのでしょう？
　家族や友人の前ではこんな感じであっても　意外と会社などでは　おとなしいとすれば　それは家族の前だからこそ
甘えて　本音を出しているけれど　それは本音を出せない為のガス抜きだと考えられます。
でも家族にとって　そんな本音は嬉しくないですよね。
しかし　本音はそうであっても　社会性はちゃんと備わっているからこそ　会社ではおとなしいのかもしれません。
本当にこうした凶暴な事が　いつも心に渦巻いている人は　日常から暴力的であったりとします。
そんな人は　この年になるまでにすでに何か事件を起こしていることが多々あります。
今　この凶暴な事ばかりを言っているとしたら　本当は口ほどにもない「へたれ」なのだと思います。
もしかしたら　ご主人は　本当はとてもコンプレックスをお持ちなのでは？
そして会社では　とても嫌な仕事を我慢強くされているとか？
または　年下の部下が結構出世が早かったとか？
えみさんはこうしたご主人の内なる声を聞いてあげた事はありますか？
確かに　こんなに口が悪いと　普通の会話もしたくないでしょうけれど　ご主人はかなり抑圧があるのでは？と
思います。
でも普通　これくらいの不平不満があれば会社で人と衝突したり、転職を繰り返したり、暴力事件を起こします。
それが無いのだとすると　口だけの悪さなのかもしれません。

私の実は　人の好き嫌いがとても多く　顔を見ただけで　「嫌な人」と思ってしまうところはあります。
なるべくそんな人とは付き合いたくないのですが（私の反発心が顔に出るため）そうも行きません。
そんな時　実は気持ちを「無」にしようと　心がけています。
そしてこう思おうとしてます。「実害が無ければ毛嫌いはしないでおこう、反撃は攻撃されたときだけにしよう」と。
えみさんは　ご主人ですから　距離を置くことも出来ないでしょうけれど、ご主人の今の言動は「実害」とまでは言えません。
確かに　子供さんへの影響は今後考えられますが、子供への教育は母親であるえみさんで充分できる部分があります。
ここで大切な事は　理想は沢山あるだろうけれど　このご主人と結婚をしたと責任もあると思うのです。
そのご主人の特異な部分は　決して好きにはなれないでしょうけれど　実害が無ければ　えみさんが理想的な母親になって
父親の悪害から　守ってあげる事も　教育かもしれません。
子供さんへはお父さんの悪い所は　こんな部分があるけれど、そこは真似しちゃいけないよ、と教える事も教育です。
そういう生活が幸せかどうかは別ですが・・・・・・・・・
でもこれが実害が出始めたら　話はまた別ですが　とりあえず　子供も一応は愛し、仕事も真面目に行っているようであれば　その夫のフラストレーションの聞き役になってあげてはいかがですか？
意外と　ストレスを溜めて　吐き出す事が無いご主人かもしれません。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、いう生き方も一つの方法ですが　もう一つの生き方として
「何でこんな人と結婚しちゃったんだろ？私ともあろう者がこんな人のお尻を拭くような暮らしなんてちっとも楽しくない。」
どうせ生きるなら　人生一度っきりなんだから、やり直す事も有りだ」と考えるのも　道です。
つまり　一緒に生活してみないと　判らないことが沢山あります。
そすいて判った結果　えみさんの望む生活は　父親たるもの子供を愛し、妻も愛し、誰からも尊敬される人じゃなきゃ嫌というのであれば　もうご主人に対して今後も愛情は沸かないでしょう。
だからこれは　ご主人の問題ではなく、えみさんの生き方の問題なのです。
昔の話をしても時代遅れと言われるかも知れませんが　昔の女性は夫に虐げられても　子供を育てる為と苦労を承知で我慢しました。これも、女性が母子家庭で育てていくのが難しい時代の事でしたから仕方がなかったのかもしれません。
そして　回りには封建的な男性がゴロゴロしてましたから　離婚して再婚しようにも　結局似たような事が考えられるので
先の事も絶望的ならば、今は　子供を育てる事だけを母親の役目と割り切り、生きて行こう・・・・というのが普通でした。
でも今は　時代は違います！と言いたいところだけれど　やはり今もこの不況の中、女性が女手一つで子供を育てるのは厳しい面もあります。
だから離婚をしても　今とはまた別の苦労が待っているかもしれません。
その苦労と　今後の苦労を天秤に賭けてみて、どちらの苦労なら出来そうですか？
そう考えると　やはり何度も言うように　えみさんの生き方の問題です。
ご主人を尊敬して　子供とも和やかな生活を・・・というのであれば　ご主人ではないかもしれませんね。
でもつらいけれど　子供を育てる為には　経済的な事が一番大切！と思えるなら　ご主人を給料袋と思い、
子供をご主人という「核」に被爆させないように　ひたすら守ってあげて下さい。
サア、どちらの生き方をしましょうか？
これは　人やカウンセラーが決められるものではありません。
ようく考えて　もし離婚という道を選ぶのであれば　かなり厳しい人生を覚悟する必要はあります。
人と過去は変えることは出来ませんが　自分の未来は変えることが出来ます。
もう少し　深くアドバイスが必要であれば一度ゆっくりお話しましょうね。
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回答日時：2009年11月24日(火) 20:14 JST

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