家主も被害者だと意識させ、共同歩調をとる選択肢もあります

松下 豊太郎

ご相談ありがとうございます。

相談者さんと隣人の、２者間トラブルとせず、他の入居者と連携をとることがポイントです。
また、不動産業者・家主と対立するではなく、味方につけ、良好な住環境を維持するため、隣人に対応を求める行動を家主にとってもらうことで解決を目指されるようおすすめします。

具体的手法として、次のような選択肢が考えられます。

(1)共用部分への私物積み上げが、消防法とのからみで危険行為に当れば、消防当局から指導依頼も可能なケースもあります。
(2)「家主にも建物に臭いがつくと、賃貸物件の価値が下がってしまう被害者だ」という意識を持たせて、共同歩調がとれるよう、うまく取り込み味方につける。
(3)家主に対し、入居者連名で要望書を手渡し、家主に、その要望書に基づき「隣人に対し改善申し出、改善なければ、迷惑行為として退去措置をとる」などの申し入れをしてもらう。

こうした交渉時には、借地借家法、賃貸契約条項などを有効活用し、「迷惑入居者」に対する正当な行動であると家主を納得させることです。
そのため不動産業者や、借家関係に詳しい行政書士など法律家に依頼し、家主に法的な説明をしてもらうことも検討課題でしょう。


参考データ
群馬県行政書士会　電話027-234-3677
http://www.gunma-gyosei.jp/

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回答日時：2009年12月 1日(火) 15:33 JST

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