投資は本来、元本保証が無いが、契約内容はどうなってますか

松下 豊太郎

ご相談ありがとうございます。
ご相談文を法的視点で整理すると次のようになります。

○事実確認
(1)投資ということですが、相手方と投資運用の契約書を作成されてますか。作成されていれば、運用の方法、配当方法、投資の終了に伴う清算方法などの条項があるはずです。
(2)契約書が無ければ、銀行振込みの控えは、金銭の授受があったことは確認できますが、それが投資資金だと相談者さんが証明しなければなりません。
(3)投資は、運用の結果、元金保証するものではないので、運用に失敗し元金がゼロになるケースもあり、投資金がどうなったかは運用実績しだいです。

○現状分析
(1)契約書があれば、契約の条項に従い運用の終了と清算を求める。
(2)契約が無ければ、今からでも投資契約を平成１４年１月にしたという確認書を作成するよう求める。
(3)相手が(1)(2)を拒否、又は無視するなら、投資契約存在確認の訴えの調停、裁判などの手段をとることも検討課題でしょう。

○対応策
契約の有無、経緯など個人情報を含む具体的なデータに基づく対応策は、公開相談の限界を超えます。また、相手が無一文なら現実の回収は困難です。

費用をかけても、相手の責任追及をするか、資金を託した自己責任と考え更に費用のかかることはあきらめるかを、相談者さんが決めるところがスタートになると思われます。

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回答日時：2009年12月 3日(木) 10:24 JST

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