離れた夫の心を取り戻しましょう

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

かのさん、不安な毎日を送られていると　お察しいたします。
実は　私の元夫も（うんと昔の話ですが）も夫が浮気をしていて　会社を無断欠勤し、会社からの連絡で
いろんな事が判りました。その頃は携帯電話もない時代で会社も本人に連絡が付かず困っていましたが　それ以上に
それまで真面目な夫が会社を無断欠勤してまで、何がしたいのか判らず3日間何も喉を通らないどころか　睡眠も取れませんでした。
そして私自身のことより　仕事を辞めてしまうのではないか・・・・または自殺してしまうのではないかと　不安で不安で
毎日、電話が鳴る度に　電話に飛びついていて「早く帰ってきて」と泣くしかありませんでした。
結局帰ってきた夫は女性と気の済むまで一緒に居られて　実は満足したのか　会社には侘びを入れて、
また働き始めましたが　私にすれば　あの待っていた５日間を思うと今でも悲しい気持ちで一杯になります。
でも　今にして思えば会社の方が先に夫の不始末に気付き　私に連絡してくれた為、小さいボヤのうちに　物事が済んだと思い、助かりました。

さて　少し話は反れるのですが　この悩み辞典に寄せられる相談者の多くのパターンが　「どうしたらいいか？」と尋ねられていますが　これは　ある意味内心　「夫とどう話し合えばいいか？」という意味で聞かれています。
つまり夫に　「話し合いで判ってもらいたい」という事が中心の考え方です。
尚且つ　解決の方法を　明言はしていませんが　　「話し合い」という事に限定していると考えられます。
でも　私はこれまで多くの浮気をする夫婦を解決してきましたが　「話し合い」で解決したパターンはありません。
これは　私がその手法を持っていないというより　相談者の要望で試した事はありますが　成功したケースがありません。
しかし　巷にはいろいろな手法や　多様な考え方をされる心理カウンセラーの先生もおられますので、どの方法がよいとは言えません。また心理カウンセリングの手法は　対人関係を扱う場合も具体的なアドバイスではなく、今起きている問題を
どのように受け止めれば気持ちが楽になるかという　解釈の仕方が中心の療法になります。
そして　その受け止め方が相手への疑問（なんで？なんで？という疑問系）ではなく、自分の受け止め方によって気が楽になれば　相手もそれに気づいてくれたら　いい関係が築けるでしょう・・・という　自分というタイプを見極める事が大事という手法です。
この場合は　夫婦2人でカウンセリングを受けますから　夫婦が同じボルテージで解決を望んでいるという場合には
お互いに反省点を見つけ努力目標を掲げ　夫婦修復に成功するケースは見られます。　これは当方でも　行っておりますしとても有効です。
しかし　事、夫婦の浮気問題においては　そんなに時間を掛けていると手遅れになることもあるので、心理カウンセラーの行う心理療法は　むしろ時間を掛けてでも、自分探しをしたい人向けかもしれませんが残年ながら　本当に夫の浮気問題が向き合う姿勢や話し合いや　夫への精神面での訴えで、どの程度解決したかどうか、数字的な統計は他所の事で、私には　判らないというのが正直な所です。
だから心理的カウンセリングが本当に有効なのは　浮気のやめさせ方という事より　不貞後、家庭へ戻ってきたが　何となく以前のような夫婦に戻れなくなったと　夫婦共に解決を望む場合の方が有効かもしれません。
でも　本当に夫が家庭へ戻ってきた場合は　そんなに思い悩む事はなくなっているというのが　実は・・・の話です。
だから、心理カウンセリングも修復カウンセリングも夫婦2人でカウンセリングを受けるという事が　前提ですし、不貞をした側がやり直したいと積極的に努力の覚悟のある場合のみ有効だとご理解下さい。

だからかのさんの場合はそれ以前の問題で、先ず夫の浮気を解消させないといけませんし　それが最優先です。
だからそこで　もし無意識にでも「できれば話し合いで」と望んでいるとしたら　まずその限定をやめて欲しいのです。
その理由は　私がこの悩み辞典のコラムで書いています
11月23日　投稿の　「夫婦は話し合いはしてはいけない？」をお読み下さい。
（ついでに　今日のこの解答は　常々私が基本コンセプトとして考えている事です、　また12月４日投稿分のコラムを載せていますので　この解答と内容は一部重複する部分はありますが　一般論として誰んも判りやすく解いています。　11月23日のコラムと併せてお読みくださいね）

さァ　その上で　これからかのさんはどうすればいいのでしょうか？
実はこれからは　物事を二本立てで考えていかねばならないという事です。
ご主人の言い分をお読みしていると　基本的には気持ちの優しい人です。
本当なら　妻をぶん殴ってでも　外泊を否定したり、生活費を早くも入れなくなったりしますが、
今の所　それはしていないようですので　まだ時間の猶予があるので　ホッとしました。
しかし　ここで　「今のところは・・」と前置きしたのは　いずれ給料は振込口座を変えたりして入れなくなるでしょう。
何故なら　今の時代、例え会社の社長で在っても給料制で　そんなに自由になるお金なんてありません。
昔、お妾さんを囲った時代と違い、よほどの高給取りで無い限り、所帯を２つ持つなんて無理です。
まして家計費や貯金をガラス張りにしている夫婦であれば　ご主人のへそくりも底を付きます。
でも　「夫は生活費は正直に入れてくれます」なんて　安心していてはいけません。
かのさんには　肝心な夫の行動が全く見えてないのですから。
その証拠に　かのさんは夫がアパートを借りた事も気付いていなかったわけですから
これは　行動だけの話ではなく　「妻にばれていないへそくり」があったといわざるを得ません。
もしくは　ご主人が　かのさん家の家計を管理していて・・・ということになれば　尚更危険ですよね。
だから　女性へお金が流れているという事は　いずれ　本家の家の方には　お金を入れなくなるということです。
こうした事になる前に　手を打っておかなければなりません。
ですので　先ず　最初にやる事と言えば　夫をその女性と別れさせる・・・・・・・・、そこからです。
この方法については　ご主人の性格や仕事、また相手女性の情報も必要になりますので
ここをもう少し詳細を私にお聞かせ願わないと　作戦が立てられません。
でも　ここから言っておきますが　かなりメンタル的には　ハードです。
そして　１００％の成功率とは　誰も保証できません。
だから　最初に書きました　2本立てでしないといけない事とは　行動に起こす「夫奪回作戦」と
それを実行していく過程でのくじけそうになる心の支え、かのさんの　「メンタル強化」の二本柱が必要です。
何度も言いますが、こうした相談に寄せられる方の殆どは　心の支えや　心の持ちようのアドバイスを求めてこられますが
心を支えるだけでは　こうした問題は解決しないという事を　しっかり自覚して欲しいのです。

改めて申しますが　夫婦の問題でも　いろんな問題があり　場合によっての解決方法が全く違ってきます。
大きく分けて2種類です。ボタンの掛け違いのような　単なる気持ちのすれ違いから起きてくる誤解。
これはようく話しあうこと、どこから誤解が生じたか、お互い悪気が無かったことの確認から入ります。
しかし伝え方が間違っていたり、誤解を解く努力も怠っていた事を　反省する事から始めます。
これはもう単純に　もつれた毛糸をほどくように　地味な話し合いしか方法はありませんが、基本的には
家族大切、家庭が大切、妻も夫も、お互いが大切だという確認をしあい、今後も一緒にやっていく気持ちに差異はないことさえ　確認し合えば　後は、「じゃどうしようか」だけでいいのです。

しかし　片やパートナーを裏切って　家庭を捨て、家族を捨てようとしている浮気の場合は　話し合いなんて
したくないのです。したい事は　自分の勝手わがままを通したいという事だけ。
だから、逆に　話し合いをしようとする妻なんて　夫にとっては　夫の夢を妨害する「説教タレ」でしかありません。

私は妻の立場でもありましたから　妻側の気持ちはよく判ります。
かつては私もそうでした。
私は夫が大好きでしたし、子供も父親を大好きでした。
私たち母子にとって　夫は無くてはならない人でした。
だから　どれだけ夫を必要としているか、話をして・・・いえ、懇願して　涙ながらに夫にお願いしたのです。
家族の為に、家庭を顧みて・・・と。

でも　夫は　雄という男でした。
浮気を敢行したいときの夫なんて　所詮　アニマルです。
私たち母子がどれだけ　父親の必要性を唱えても　うるさがられるだけでした。　

かのさん、今まで　「話せば判ってくれる」「夫婦は話し合うべきだ」と　思ってはいませんでしたか？
私はそうは思えないというのが　これまでの経験上で出した結論です。
変な例えですが　国と国もやはり　その国の主という人間の象徴です。
国家間の関係がこじれる事も　人間の起こすことです。
どうしても　話し合いが成り立たない時・・・・・それが戦争です。
つまり本当に　何でも話し合いで解決出来るならば　戦争は起きません。
どうしても　分かり合えない事や　分かり合えない人っているのです。

残念ながら　これまで相談に乗らせていただいた夫婦でも　残念ながら離婚になったケースはあります。
それは　妻が話し合いという手段をとる時期を間違えたケースの場合です。
私は何が何でも話し合いをしてはいけないとは　言いません。
しかしその話し合いは　時として　夫に望まぬ約束をさせてしまうことで　変に妻側も安心してしまうことで約束をしたお陰で　今後一切夫を疑う事が出来なくなることです。

私はこうした浮気が起こす　夫婦の不協和音は　そんなに簡単に解決するとは思いません。
一度や二度の約束で　もう二度としないと　実行できるほど　人間は強くありません。
まだまだ　目を離したり、信用したりは出来ないのです。
いえ、むしろ　何度か失敗はするだろうと　疑ってみて　その結果、同じ間違いを犯していたら　そこで
また、軌道修正するべきなんです。
要は信用なんか、まだまだしてはいけないのです。
でも　妻の（夫の場合も一緒）場合、一度約束をして　もう二度としないという約束をむりやりさせたら
それで安心をしたいのです。その上で自分も一旦信じようと約束したので疑う事には罪悪感を持ってしまいます。
そして何も疑わずに、少々不安でも夫を信じるという努力をします。
これはくさい物に蓋をする事と一緒ですが　これまで苦しんだ分　早く安心したいと　自分に言い聞かせているだけです。
妻は夫婦でやり直そうと約束した途端、夫も何がしか、傷付いているだろうと、余計に夫の自由にさせます。
まるで腫れ物に触るようです。

そして本当の裏切りは　ここから始まるケースがとても多いのです。
こうしたケースが結局離婚に至ります。

どうですか？ここまで来て　少しはおわかり頂けたでしょうか？
妻が望む話し合いなんて　所詮自分を安心させる為だけのもので、浮気中の夫には　何の役にも立ちません。
むしろ　話し合いは　夫の行動に不信感を抱き、尚且つ夫の浮気が深海にはまっていない初期の頃にこそ役立つ物です。
または　本当の意味で夫が家庭に戻ってきて　1年、2年経ち、ご主人が落ち着きを取り戻した頃に
「ね、お父さん　家族っていいものでしょう」という意味で話しをすれば　ご主人も素直にうなづくでしょう。

と、ここまでいっきに　「話し合い」について書きましたが　良く考えるとかのさんは一言も話し合いをしたいなんて書いていませんでしたね。
全く　私の勘違いだったとしたらごめんなさい。
でも　こんな風にご主人を愛し、ご主人の気持ちを尊重したいという妻は　話し合いで解決したいと望む方ばかりなのです。
現に　夫の考えも聞き、もうすでに　「私の悪い点も言って。改めるから」とすでに話し合いをしていますよね。
これは当然　どの家庭も　そういう話し合いを望みます。
でも　そこで気付いて欲しいのですが　妻の考えは　そのご主人の答えを持ってして　更に
「もっと話し合うにはどうしたらいいか？」というのが　悩みです。
でも　ここでご主人の答えに　もう答えが出ているという事をお判りいただきたいのです。
話し合いで解決出来る段階か　出来ない段階なのか・・・・・・・・

例えば　ご主人とかのさんが　話し合った結果は　下記の答えでしたよね。
これをを見れば　すでに話しあいで解決できない所まで来ているという　ヒントを出します。
★ 妻への不満
★ 気を使われるのが苦痛
★ 子供が可愛そうだから見たくない

この言葉こそ、「取って付けた理由」という事です。
その謎解きをしましょう　この★の前に　ある言葉を枕詞のように入れてみましょう。それは・・・・
「好きな人が出来たから　その人と一緒に居たい、家に帰れば・・・」
こうの「　」の中の言葉を　★の前につけて、もう一度読んでみてください。
ここでお判りだと思いますが　何を言っても　もう家を出て行きたいという気持ちが　満々です。
こうなれば　冒頭にあります、生活費が二軒分も出せなくなり　どちらかを切り離さないといけなくなります。
そしたら　妻か　愛人か、どちらを切り離すでしょうか、★の答えで判りますよね。
ここまで　もう腹を決めているご主人に　「話しあい」という　やんわりした事では　役に立ちません。

はっきりいって　強硬手段をとる事態になっていると気付いて欲しいです。

でも・・・・・かのさんのご主人って、いい奴ジャンという感じがします。
意外と嘘がつけませんし何よりも　かのさんを傷つける事を　最大限に回避しています。
しかし　この優しさは　今浮気相手の女性に対しても同じなのです。
その女性も傷つけまいとご主人は必死です。
こうなれば　力技で　その女性にかのさんは負けてしまうかもしれません。
では　その女性に勝つ為にどうすれば良いかですが　そもそも勝つって何？という問題です。
物事に打ち勝つ為には敵を知ることから始めます。
しかし　その敵という浮気相手の女性がどんな女性か　判っていますか？
相手がどんな人か判らないのに　向かっていくのは無謀すぎますが　その前に敵を判らずに飛び込むには
一体どんな武器を用意したらいいのでしょうか？

いきなり物騒な話しになってきましたが　先ず相手を知ることから　始めないとイケマセン。
でも　こんなこと　これまでのかのさんの人生であったでしょうか？
少し勇ましい友人などがいれば　相談に位は乗ってくれるかもしれませんが
所詮　それはその人の経験則の範囲内の話です。素人判断では道のりは険しすぎます。

ごめんなさい　私は　かのさんのタイプも知らないのですが　とても心の優しい女性で　ご主人も優しい人だと思います。
だから　こんなことが起きていると概ね予想は付きます。
こんな夫婦は　時として　人の夫でも取ってやろうかという　性悪な女性にかかって人生を振り回されます。
一日も早く　ご主人の目を覚まさせなければならないでしょう。
とは言え・・・・・・はァ～疲れた！
ね、お判りいただけますでしょうか？
　かのさんに判ってもらいたいことは　この段階で、約5000文字、こんな文字数の多さです。
本当の作戦を組む前段階でさえ　この文字数ですから　現実の打ち合わせとなると
メールでは無理だとお判りいただけますか？
現実的な作戦を練る為に私と一緒に考えていきましょう。
必要と感じられたら　直接お電話下さいね。
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口座名　　　トクテイヒエイリカツドウホウジン　リコンカウンセラピー

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回答日時：2009年12月 4日(金) 04:13 JST

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