回答が随分遅くなってしまい申しわけありません。

心理カウンセラー 大塚　悦子

父親の態度に不満を感じて、憎んでしまうというご相談、限られた文章から
あれやこれや想像してしまいましたが、これはあなたの成長の証ではないかと思いました。
１０代の思春期という時期は「心理的離乳の時期」
家族の監督から離れ、1人の独立した人間になろうとする衝動が生じてくるという時期です。
日常生活における習慣から、何をすべきか、何をすべきでないか、両親の価値観や信念などをただ心の中に取り入れていた今までと違い、そのような親に従った依存的な行動規範を離れ、自分自身でその行動規範を作りたいと思うようになる、まさに親離れの時期なのです。
体格的にも変化が現れていることだと思います。
今まで見た目も「子供」だったあなたが、もしも言うことを聞かない時、
親は力ずくで言うことをきかせるということが出来たかもしれません。
でもだんだんそれが出来なくなってきて、怒鳴ることしか出来なくなってきた、
お父様としても混迷の時期なのかもしれません。
特に男同士、父親と息子におけるこの時期の関係が穏やかで良好であることの方が珍しいように思います。

父親という壁をどう乗り越えるか、
これは男にとって最大の本分なのではないかと私は思います。
なぜ父親は自分達を怒鳴るのか、
父親のどこが憎いのか、
この機会に、父親という人間を、自分という人間を
視野を広げて、とことん考えてみてください。
苦しむほど、これからのあなたの人生の飛躍力があがるように思います。

回答日時：2010年1月 8日(金) 18:25 JST

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