まずはご主人とトコトン話し合ってみてください

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

ご相談ありがとうございます。
義理のご両親やご親せきとの関係に悩んでおられるのですね。
ご結婚後７年間、３人のお子さんの子育てをしながら重圧に耐えてこられたのは大変だった事と思います。

まずは、ご主人とトコトン話し合ってみる事からだと思います。
普段は「持論を述べてくれることはない」ご主人かもしれませんが、本当の所はどう考えているのか、ご自身の思いをぶつける前に、冷静に聞いてみるのはどうでしょうか？
その回答も参考として、Sさんが一番重要、これだけは外せないと思うことを選び、それを実現する為にはどうしたらいいのかを具体的に考えるとよいと思います。

「子供が成長するまでは、離婚は意地でもしません」という事がどうしても外せないことなのであれば、その目的に向かって行くにはどうすればよいのか、具体的に考えてはどうでしょう。
きっといろいろな方法があると思いますが、その結果が「親戚一同が言うように、仕事をするべき」だとご自身が思われるのであれば、ご自身の意思でその道を選んでください。
くれぐれも「させられた」という被害者意識ではなく「最終的に選んだのは自分だ」という意識を持つ事が大切だと思います。
反対に、もしどうしても一緒に仕事をするのが嫌であれば、ご自分の責任でご自身の意思を尊重する道を探すべきだと思います。
離婚について言及されていますが、それは最後の手段として、他に方法がないかじっくり考えてみられてはどうか、と個人的には思います。

以前の回答で、感情のしくみについてお話しました。
繰り返しますが、私たちが他人に対して腹を立てたり傷ついたりするのは、相手に対する期待と現実のギャップが原因なんですね。
相手には自分の期待する物は見えません。
こちらが「この位の付き合い方が良い」と思っていても相手には伝わりませんし、逆に相手が良かれと思って行動しても、考え方は一人ひとり違いますので、当然こちらの思惑とのギャップが生じます。
わたしたちの感情は、小さい事から大きい事までこういう所から生まれてきているんですね。
腹の立つ相手には「変わって欲しい」と思いますが、やはり「過去と他人は変えられない」のです。
それなら自分の受け止め方を変えるのはどうでしょう？
感情のしくみを常に意識するだけでもイライラが減ります。
また、嫌な事を我慢して心にしまいこむと、その人の事を段々と嫌いになってきますので、嫌いにならない為にも、「嫌だな」と思った度ごとに、沸きあがって来た感情を処理して行くと楽になります。
現実には面と向かって言えない事を、空想の中で思い切りぶちまけてみるのも良いですし、似ているキャラに変身させていじめてみるのも良いと思います。

もし大人数の中に居るのが苦手だとか、他人から親密にされたり、近づかれるのが嫌だという事が、普段から思い当たる様でしたら、私達のカウンセリングがお役に立てるかもしれません。
お住まいの近くの再決断療法カウンセラーを探してみてくださいね。

Sさんにとって一番良い道がみつかりますように。

回答日時：2010年1月 5日(火) 23:33 JST

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