相談&回答 |
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回答プロ: 堀野 節雄
ご相談者:30代/女性
はじめてご相談させて頂きます。
私は臨時講師で7年目になります。今までずっと比較的落ち着いていると言われている学校に赴任してきました。
でも、ここ1週間前ほどから、地元で生徒指導が大変だということで有名な学校に着任しました。
そこで1週間過ごしましたが、地元での噂は本当で毎日苦痛の日々でした。
授業(偶然にも私も英語です)でも、授業にならず、注意をしても聞かず席を離れて友達とずっと話しているような状態です。
挙げ句の果てに、授業中注意したことを根に持って、授業が終わってから廊下などですれ違うと「あいつ、うざいし~」とか、「くそ○○(私の名前)」とかいろいろ暴言を吐きます。
それでも、まだ始まったばっかりなので、最初だけか・・・と思い、ずっと無視をして我慢してきました。
来週からは我慢できるような自信がありません。まだこのような状況のことを同僚の先生にも話せていません。
どうしたらいいでしょうか。休みでも、ずっと頭にはそういう生徒のことが頭にあって、心身ともにしっかり休むことが出来ません。
本当に悩んでいます。
ご回答お願いします。
30代/女性 | 日付:2010年1月24日(日) 12:49 JST | 閲覧件数: 3,370
はじめまして、悩み辞典回答者の堀野です
同じような苦しみを私もたくさん経験しましたので、私なりに取り組んだことを述べさせて頂きます。
こういった苦しみは一言では言い尽くせませんので全てを述べることはできませんが、相談の内容で回答できることだけを述べます。教育困難校に在籍する生徒達は、私たちが想像する以上に困難な環境にいます。勉強しようと思っても環境が許してくれない、あるいは生まれてからの学習の習慣ができていない。家庭、社会や学校に対する不信感を持っている。などです。いわゆる社会から無視されたり、排除されたりして、自分なりの殻に閉じこもらざるを得ない生徒達が多いです。自分が勉強しないことを正当化するために様々な言動をとります。
そこで、私が行ったことは、そういった生徒達にもわかる、取り組みやすい授業を心がけました。「なんでできないの」とか「なんでやらないの」とかいった言葉ではなく、その生徒にもできる活動を授業で保障するようにしました。その結果、「わからない」とか「できない」という言葉を授業中に言う生徒はいませんでした。私の授業の中では、一人の落ちこぼしもなく、全員が参加できるような内容にしました。このことは、最後の授業まで行いました。わからない生徒のための授業の研究は、実に学校教育の神髄だと私は信じています。
また、誰にも相談したことはないということなので、是非、いろいろな同僚の先生達(解決を求めるのではなく、悩みを聞いてもらう話しやすい同僚)や教育委員会の相談窓口にもお話ししてみるといいと思います。学校での協力が得られれば、お互いに授業を公開することも解決の道の1つですが。
ご参考になさってみてください。
回答日時:2010年1月25日(月) 23:12 JST
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ご回答頂き、ありがとうございました。
まだ手探り状態で毎日授業をしていますが、引き継いだ教諭の先生から、こういう風に授業をおこなってほしいという内容での依頼があったので、そのままのスタンスの方が生徒達にも負担を掛けずにいいかな、と私自身が思っており、それを続けてきました。
生徒の立場になってみると、新しい先生になっただけでも不安なのに、それが授業内容もコロっと変わったら・・・?と思って。
でも、もう着任してから2週間経って、生徒達もだいぶ慣れてきてくれたのかな?と思う節があるので、これから少しずつ私なりの授業を実践していって見たいと思います。
特に3年生は卒業間近で教科書の内容も終わっているし、毎回教材研究には頭を悩ましますが、講師1年目に「学力向上フロンティア校(?名称が間違っているかもしれませんが)」に赴任し、そこで授業を公開しました。TTの授業でのT2としてですが。その際にお世話になった先生方とは今でも連絡をさせていただいたりしているので、いろいろな先生に相談しながら、これからも研究を重ねていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-01-30 |